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高くてもバカ売れ! なんで?

川上徹也:著者

インフレ時代でも売れる7の鉄則

「高くても、売れます」その秘訣を知りたいあなたへ

あらゆるモノやコトが値上がりする今、多くの消費者の購買意欲は低下傾向にあります。
この時代背景をふまえて、
「良い商品でも買い控えによって正しく売れないのでは?」
「原価の高騰で、消費者に寄り添いたくても製造上むずかしい」
・・・そんな悩みを抱えているマーケターや営業職のビジネスパーソンの方々は、多いのではないでしょうか?

しかし、そのような状況下でも、確固たる利益を担保している商品やサービスは数多く存在します。

本書では、マーケティング視点から見た主に国内の成功事例を元に、「時代に適応しながらモノを売るための方法論」と「打ち手」をまとめた1冊です。
各章で登場する「キーワード」は、既存の売り方にこだわり、ビジネスチャンスを逃していた“もったいないビジパ=あなた”の救世主となり、あなたが関わっている事業を成功へと導くヒントになるでしょう。

モノが売りにくい時代でも、見せ方・売り方の工夫次第で、ヒット商品・サービスを生み出すことは可能です。
さあ、本書でマーケティングの新常識をともに学びましょう!

《こんな方におすすめ!》
・マーケター
・営業職
・広報、PR部門の方
・商品開発部門の方

《本書のおすすめポイント》
・モノが売れない時代=インフレという時代性に即したヒット商品の最新事情を「たのしいテンポ感・テイストの語り」を読み進めるだけで、手軽にインプットできます。
・数々のヒット商品やサービスに関する、“川上流!ヒットの法則”を知り、自分が関わっている商品・サービスが伸び悩む元凶探しから具体的な方策立案まで、本書から得たノウハウや気づきを仕事やPJ単位でアウトプットすることができます。

1章 なぜ、コロナ禍に「リップモンスター」はバカ売れしたのか?
~気分が上がれば商品は売れる~ キーワード [アガる]
2章 イチゴを1粒1000円で売る方法を考えなさい
~贈答用に変えれば売値は変わる~ キーワード [プレゼント]
3章 なぜ、私たちはYakult1000が欲しくなるのか?
~カラダをいたわるためならいくら出してもいい~ キーワード [自分メンテナンス]
4章 なぜ、ゴディバはローソンやマックで商品を売るのか?
~自分へのご褒美なら、プチ贅沢してもまいいか~ キーワード [プチ贅沢ご褒美]
5章 廃棄寸前の真鯛が6300匹も売れた理由
~応援や推しにお金を使えば心が満たされるのはなぜ?~ キーワード [応援消費]
6章 今、なぜ昭和レトロ家電が売れるのか?
~「エモい」感情が生まれると「利用したい」「買いたい」が芽生える~ キーワード [レトロエモい]
7章 ガチ中華が魅力的に感じるのはなぜ?
~ 本物にだったら人はお金を出す~ キーワード [ガチニッチ]
8章 今すぐ価格の壁を打ち破るための7原則

定価:990円(本体900円+10%税)

書籍情報

  • 発売日:2024年2月7日(水)
  • ISBN:978-4-8156-2286-2
  • サイズ:新書
  • ページ数:256
  • 付録:-
  • ・なぜか気分がアガるシェアラウンジ
    ・ヌン活はなぜアガるのか?
    ・コロナ禍にモンスター級にヒットした「リップモンスター」
    ・何本もコレクションさせてしまう魔法のネーミング
    ・オトコも下着でアゲたい
    ・湧き上がる泡が気分をアゲて大ヒット
    ・定番のお菓子が「アガるお菓子」に
    ・ひと手間かける体験にアガる
    ・劇場型ハンバーグはシズル感で気分をアゲる
    ・マイクパフォーマンスで気分をアゲる …など

  • ・1粒1000円のイチゴが誕生した訳
    ・「おしゃれ」「美しい」という感情的価値を重視
    ・1粒の「あめ」を4000円で売る方法
    ・チープなイメージの線香花火を贈答品にする
    ・1000円の超高級品をプチギフトに
    ・「体験すること」を付加価値に価格を上げる方法

  • ・自分メンテナンスしてますか?
    ・親しみやすいヤクルトから先進的な大人向けのYakultへ
    ・ヤクルトレディによる地道な販売で徐々に浸透
    ・乳酸菌で免疫ケアして自己防衛
    ・頑張るときではなく寝る前に飲む栄養ドリンク
    ・寝ている間に美しくなる?
    ・爆睡できるナイトウェア
    ・スーツなのにパジャマ?
    ・インスタントでもバランスの整った栄養を!
    ・「白湯」という言葉をパッケージに入れて大ヒット …など

  • ・1人6500円の映画館、あなたは行きますか?
    ・プチ贅沢な付加価値で満足度を高める
    ・2組限定のプラチナルームは2名で3万円!
    ・タクシーにも「プチ贅沢」の波が
    ・定番のお菓子がプチプレミアム化で大ヒット
    ・あの「カップヌードル」もプチプレミアム化
    ・上質な濃さでリッチなカルピスが大ヒット
    ・コンビニゴディバで小さなラグジュアリー体験
    ・ドーナツ離れをプチ贅沢な共同開発商品で克服
    ・安売りカットにもプチプレミアム化の波が …など

  • ・推しのためなら見返りがなくてもお金は出せる
    ・推しの誕生日を祝うセンイル広告
    ・誰かのドラマに参加する感覚が重要
    ・応援消費で6300匹の真鯛が直接消費者に
    ・本来は応援商品のふるさと納税
    ・もったいないを、おいしいにする定額宅配サービス
    ・未利用真珠を金魚真珠に
    ・熱い気持ちを語ることが応援消費に繋がる
    ・「紋別タッチ」の明暗

  • ・昭和の懐かしさで再生した遊園地
    ・最新の商業施設に必ず横丁がある理由
    ・昭和のかおりがするレトロ家電が大ヒット
    ・クラシックデザインの最上位チェキが売れる
    ・令和の今、なぜレコードプレーヤーが売れるのか?
    ・「平成レトロ」なエコでエモい文房具が大ヒット
    ・泊まるだけでエモい廃校ホテル
    ・オリジナル商品や給食風メニューも人気な廃校跡「道の駅」
    ・レトロエモいは書体にまで
    ・かつての定番商品にプラスαでヒット商品に …など

  • ・YouTubeによってバカ売れしたガラスペン
    ・ガチ中華が東京各地に増殖中
    ・高価格の専用調理器具はなぜ売れるのか?
    ・電動ベッドが若年層に人気
    ・6930円のガチ爪切りが大人気
    ・酷暑でガチ日傘が高くてもバカ売れ
    ・サウナ専用メガネが売れてます
    ・みんなの75点より、誰かの120点

  • ・どうすれば価格の壁を打ち破れるか?
     ①想定価格を上げる
     ②付加価値をつける
     ③名前を変える
     ④見た目を変える
     ⑤売る時間・場所を変える
     ⑥売る相手を変える
     ⑦定義を変える

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著者紹介

著者・川上徹也

コピーライター。湘南ストーリーブランディング研究所代表。大阪大学人間科学部卒業後、大手広告代理店勤務を経て独立。数多くの企業の広告制作に携わる。東京コピーライターズクラブ(TCC)新人賞、フジサンケイグループ広告大賞制作者賞、広告電通賞、ACC賞など受賞歴多数。とくに企業や団体の「理念」を一行に凝縮して旗印として掲げる「川上コピー」が得意分野。「物語」の持つ力をマーケティングに取り入れた「ストーリーブランディング」という独自の手法を開発した第一人者として知られる。現在は、広告制作にとどまらず、さまざまな企業・団体・自治体などのブランディングや研修のサポート、広告・広報アドバイザーなどもつとめる。著書は『物を売るバカ』『1行バカ売れ』(いずれも角川新書)、『キャッチコピー力の基本』(日本実業出版社)、『江戸式マーケ』(文藝春秋)、『売れないものを売る方法? そんなものがほんとにあるなら教えてください!』(SB新書)など多数。海外にも20冊以上が翻訳されており、台湾・中国などでベストセラーになっている。

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