バリューのことだけ考えろ
トップ1%コンサルタントの圧倒的な付加価値を出す思考法
20年間、大手コンサル4社をサバイブしてわかった「仕事で本当に集中すべきこと」
■この1冊があれば、不確実性の高い世界で活躍し続けるための最強の思考法が身につく!
「バリュー」――。それは、ビジネスパーソンにとって最も大切にすべきことだ。
なぜなら、あなたの仕事の対価として支払われる給料は、あなたが組織に提供した「付加価値」に他ならないからだ。
あらゆる仕事において、バリューなくして報酬を得られることはあり得ない。
しかし、毎月支払われるサラリーに対して、見合ったバリューを出せているかを意識できているビジネスパーソンは、あまりにも少ない。
コンサルティング業界では今、コンサルバブルの崩壊の危機が迫っている。大手ファームでも人員整理が進む中、生き残るためには真のバリューを提供し続けなければならない。
また、AI技術の発達によりホワイトカラーの仕事が代替される時代。自らのバリューを常に意識し、アップデートし続けることは、もはやコンサルタントだけでなく、すべてのビジネスパーソンにとって最重要の課題だと言える。
本書の著者、松永エリック・匡史氏は、そうした厳しい環境をアクセンチュア、デロイト、PwCなどの大手ファームで20年以上にわたって生き抜いてきた。そして、ついにはパートナーにまで上り詰めたトップコンサルタントである。
本書では、そんな長年のキャリアの中で松永氏がコンサルタントとして活躍し続けるために培ってきた「バリューを出すための思考法とノウハウ」を余すことなく紹介する。
「バリューのことだけ考える」というシンプルな指針が、不確実性が高まる現代のビジネス環境を生き抜く最強の武器となることを説く。
はじめに “バリュー思考”がビジネスマンとしての生き残りを左右する
【序章 プロフェッショナルならバリューにこだわれ】
– なぜコンサルだけが高額のフィーをもらえるのか?
– コンサルティング業界に起こった構造変化
– コンサルは究極のサービス業である
– 肩書きや企業名ではなく、自分の名前で仕事をする
【1章 クライアントのニーズに応えるための基本作法】
– 地頭の良さで信頼は勝ち得ない
– クライアントとのコミュニケーションの極意
– 議事録はエビデンスであり、戦略そのものである
– 会議はさながら映画、緻密な作り込みを
– 若手コンサルが押さえておくべき、タスク管理・エクセル・プレゼン
【2章 プロジェクトを成功させられる人の思考法】
– すべての起点は“共感”から始まる
– サバイバルのための戦略思考
– 必ず起こる炎上をどう誠実に解決するか
– クライアントとの信頼の築き方の第一歩
– ロジカルシンキングの前に「ストーリー」と「直感」
【3章 市場価値を高めるための自己研鑽】
– 9社を渡り歩いた私の転職観
– “スーパーマン”であるためのコンサルの勉強論
– コンサルに英語やMBAは必要か?
– 専門性よりもオリジナリティを
【4章 ハードワークに負けないメンタル管理・コンディショニング】
– 「辞める」決断をする前に、一つだけ伝えたいこと
– 不可能な仕事を可能にするためのコツと心構え
– メンタル不調への向き合い方と対処法
【5章 バリューを出し続けた先に見えてくるもの】
– マネージャーの究極の役割は“クライアントコントロール”
– プレイヤーからマネージャーになるために
– トップコンサルタントが見ている景色
– 「人生100年時代」のライフデザイン
– ビジネスの外側でもバリュー思考は有効である