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生き延びるための会話

村上靖彦:著者

他者と生きることの哲学

他者と生きるために、いま一番大切なこと。

東畑開人さん推薦!(新書大賞2026受賞作『カウンセリングとは何か』著者)
「会話は生きたり、死んだりする。壊したり、壊されたりする。ふしぎとしか言いようがない。この謎を村上さんが解き明かしてくれる。」

AIの進化によって、「言葉」は日常に溢れるようになった。しかし、加速する現代社会では、生活に息づく「会話」が失われようとしている。なぜ、会話はうまくつづかないのか。なぜ、居心地の悪さを感じるのか。何でもない会話ができるところにこそ、真に安全に生きるための場所はひらかれる。実践者の声と哲学的思考を往復しながら練り上げた、「ケア」の最前線。

【目次】
第1章 言葉があふれ、言葉が失われる
第2章 会話はなぜ大事なのか
第3章 生き延びるための会話
第4章 対話と沈黙
第5章 声を聴く方法
終 章 この社会で言葉を取り戻すためにできること

定価:1,100円(本体1,000円+10%税)

書籍情報

  • 発売日:2026年6月7日(日)
  • ISBN:978-4-8156-2943-4
  • サイズ:新書
  • ページ数:248
  • 付録:-
  • 第1章 言葉があふれ、言葉が失われる

    1 言葉があふれる時代
    2 テクノロジーと言葉の主導権
    3 加速する社会で失われたもの
    4 会話とは何か

  • 第2章 会話はなぜ大事なのか

    1 今、なぜ会話なのか
    2 会話はそのつどの対人関係をつくる
    3 会話は世界の拡がりを生み出す
    4 会話は小さな願いを取り出す

  • 第3章 生き延びるための会話

    1 会話が生を肯定する
    2 管理に抵抗する「ゆとり」 ── 会話の条件

  • 第4章 対話と沈黙

    1 対話は沈黙から始まる
    2 会話では語られないことを対話で語る
    3 暴力と沈黙

  • 第5章 声を聴く方法

    1 すき間の声を聴く
    2 声を聴く条件となる環境
    3 「ひとりでいること」と「孤立」との違い

  • 終章 この社会で言葉を取り戻すためにできること

    1 自分の欲望を見失わないために
    2 傷つく環境から逃れる
    3 「傷つけやすさ」とうまく付き合う
    4 自分で自分をつくるということ

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著者紹介

著者・村上靖彦

1970年、東京都生まれ。大阪大学人間科学研究科教授、感染症総合教育研究拠点(CiDER)兼任教員。東京大学大学院総合文化研究科博士後期課程満期退学。基礎精神病理学・精神分析学博士(パリ第七大学)。専門は哲学、現象学的質的研究。著書に『自閉症の現象学』(勁草書房)、『摘便とお花見』『在宅無限大』(以上、医学書院)、『子どもたちがつくる町』(世界思想社)、『ケアとは何か』(中公新書)、『交わらないリズム』(青土社)、『客観性の落とし穴』(ちくまプリマー新書)、『とまる、はずす、きえる』(宮地尚子との共著、青土社)、『アイヌがまなざす』(石原真衣との共著、岩波書店)、『刑務所で当事者研究をやってみた』(向谷地生良との共編著、医学書院)など多数。

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