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[Si新書]私たちは時空を超えられるか

松原 隆彦:著者

最新理論が導く宇宙の果て、未来と過去への旅

これは、「宇宙について考えること」を楽しむ本です。
時間や空間を自由に旅すること、地上の世界とは全く異なる宇宙の世界に思いを馳せられるように、わかりやすい文章と豊富な図版で構成しています。

最初は時間について。タイムマシンで未来や過去へ向かうことができるのか、という話題について想像を交えつつ、物理的な根拠に基づき、歴史をふまえながらお話ししていきます。

次は空間について。地球を飛び出して宇宙へ行くことを考えます。宇宙の果てには何があるのか、究極の宇宙船を使って旅することを考えていきます。見逃せない天体のご案内も併せてお楽しみください。

最後に時間や空間を超えたところに何があるのかについて。ここからは推測の世界になりますが、物理学的に見て極端に荒唐無稽にならない範囲で、あり得る可能性をお伝えしていきます。

宇宙について考えることは、世界と人間について考えること。それは実に面白いものです。宇宙に対する親近感が深まれば、あなたにとっての世界はさらに広がるでしょう。

定価:1,100円(本体1,000円+10%税)

書籍情報

  • 発売日:2018年10月16日(火)
  • ISBN:978-4-7973-8899-2
  • サイズ:新書
  • ページ数:192
  • 付録:-

著者紹介

1966年、長野県生まれ。京都大学理学部卒業、広島大学大学院理学研究科博士課程修了。博士(理学)。東京大学大学院理学系研究科 助手、ジョンズホプキンス大学物理天文学科 研究員、名古屋大学大学院理学研究科 准教授などを経て、高エネルギー加速器研究機構 素粒子原子核研究所 教授。専門は宇宙論(宇宙の構造形成と進化、観測的宇宙論の基礎理論、統計的宇宙論、宇宙の大規模構造、重力レンズ、宇宙背景放射ゆらぎなど、観測による検証が可能な宇宙論を中心とする理論的研究)。著書に、『宇宙の誕生と終焉』(サイエンス・アイ新書)、『宇宙に外側はあるか』『目に見える世界は幻想か?』(光文社)、『現代宇宙論』『宇宙論の物理 上・下』(東京大学出版会)などがある。

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