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世界戦争論

高橋杉雄:著者

なぜ大国は再び争い始めたのか

戦争は始めるより、終わらせるほうが難しい。

イラン侵攻、米中関係、台湾海峡有事…
そして、日本が直面する課題とは。

なぜ、いかにして戦争は始まるのか?
どうすれば防ぐことができるのか?

「力こそ正義」の時代へ逆流する世界で、メディアで絶大な人気を誇る軍事研究者が、防衛省の第一線で戦況を見てきた経験をもとに、「次の戦争」を始めないための条件を問う。混迷する世界秩序を見通すための、待望の書き下ろし。戦争の見方が変わる、「危機の時代」の必読書

【目次】
はじめに

▼第Ⅰ部 世界戦争への入口――戦争という選択の論理と錯誤
第1章 二重の愚行としての戦争
1 世界の構造は戦争によって変わる
2 戦争の目的は達成できないことが多い
3 なぜ戦争目的を達成するのは難しいのか

第2章 現代の戦争を捉える視点
1 「三位一体」の戦争観:政府・軍隊・民衆
2 現代の戦争を考える
3 現代の戦争――「戦う意志」を巡る総力戦

第3章 戦争が始まる理由を考える
1 「人間」なのか、「国家」なのか、「システム」なのか
2 抑止の成功と失敗
3 安全保障のジレンマを巡る問題

▼第Ⅱ部 世界戦争はいかにして始まったのか
第4章 第一次世界大戦――誰も望まなかった大戦争
1 最初の世界戦争
2 第一次世界大戦の展開
3 「複合的安全保障ジレンマ」が引き起こした第一次世界大戦
4 第一次世界大戦勃発のもう1つの決め手――軍事至上主義となったドイツの戦略

第5章 第二次世界大戦――暴走する国内政治
1 第一次世界大戦後の国際政治
2 ヨーロッパにおける第二次世界大戦の展開
3 ヨーロッパにおける第二次世界大戦はなぜ始まったのか
4 アジアにおける第二次世界大戦の展開
5 アジアにおける第二次世界大戦はなぜ戦争を始めたのか

第6章 冷戦――起こらなかった世界戦争
1 「冷戦」とは何だったのか
2 冷戦の展開
3 冷戦期に戦争が「起こらなかった」理由を考える

▼第Ⅲ部 この世界はどこへ向かうのか――冷戦後の戦争
第7章 アメリカはどこへ向かうのか――「大国間競争」の復活
1 冷戦の勝利と米国主導型世界秩序の形成
2 「冷戦後」におけるアメリカの戦争
3 米国はなぜ戦ったのか
4 第二期トランプ政権と戦争

第8章 ロシアはどこへ向かうのか――「終わらない戦争」のゆくえ
1 冷戦後の米露関係
2 国際政治の構造変化――ロシアにとっての「機会の窓」
3 ロシア・ウクライナ戦争の今後の展望

終 章 「次の戦争」を防ぐために――現代日本の難題
1 大戦争はどのように起こってきたか
2 台湾海峡有事が始まるシナリオとは?
3 台湾海峡有事を防ぐ方法はあるのか

おわりに
巻末注

定価:1,155円(本体1,050円+10%税)

書籍情報

  • 発売日:2026年9月6日(日)
  • ISBN:978-4-8156-2628-0
  • サイズ:新書
  • ページ数:304
  • 付録:-

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著者紹介

著者・高橋杉雄

1972年、神奈川県生まれ。防衛省防衛研究所防衛政策研究室長。早稲田大学大学院政治学研究科修士課程修了。ジョージワシントン大学コロンビアンスクール修士課程修了。専門は国際安全保障論、現代軍事戦略論、日米関係論。主な著書に『現代戦略論──大国間競争時代の安全保障』(並木書房)、『日本で軍事を語るということ──軍事分析入門』(中央公論新社)、『日本人が知っておくべき 自衛隊と国防のこと』『SFアニメと戦争』(以上、辰巳出版)など、編著に『「核の忘却」の終わり──核兵器復権の時代』(勁草書房)、『ウクライナ戦争はなぜ終わらないのか──デジタル時代の総力戦』(文春新書)などがある。

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