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言語化する脳

毛内拡:著者

言葉は頭の中でどのように生まれるのか?

◎「問い」が思考を生みだす
◎感情はまず「身体反応」に現れる
◎書くことで言葉が見つかる

脳のしくみで解き明かした、言語化力の正体

はじめに
第1章  なぜ、うまく言葉にできないのか
・「言葉にできない」=「考えていない」ではない
・考えは最初から文章ではない
・脳内では「自分にだけ通じる言葉」が飛び交っている
・言語化とは、考えを編集すること
・話して初めて自分の考えに出会う謎
・「ええと……」の向こう側にあるもの

第2章 「言いたいこと」はどこにあるのか
・「どう思う?」という問いは不親切
・具体的な問いが記憶を呼び出す
・プレッシャーがあると言葉が止まる
・最初に浮かんだ一言の大切さ
・自分に取り調べをしてはいけない
コラム 結局、何が言いたいの?

第3章 「自分の気持ちがわからない」の正体
・感情を知る手かがりは身体反応
・身体反応が同じでも、状況によって感情は変わる
・その日の身体状態が感情にもたらす影響
・「全部しんどい」を分解する
・言葉によって感情との距離が変わる
・感情に名前をつけることが、視野を狭めることもある

第4章 言葉をどう選び、どう言い換えるか
・一つの言葉を選ぶのは難しい
・言葉は記憶と結びついている
・辞書的な意味と、個人的な意味はちがう
・「この言葉が一番よい」をどうやって確かめるか
・比喩は言いようのない感覚に形を与える
・選ぶ言葉を変えれば事実の見え方も変わる
コラム 「エモい」と「エグい」は雑な言葉なのか

第5章書くと考えが整理される理由
・書くことは、考えを外に置くこと
・書き出した考えは分けられる
・メモは情報を「残す」だけでなく「選ぶ」作業
・下書きは新しい考えが生まれる場所
・読み返すことで見つかる4つのズレ
・推敲は過去の自分との対話

第6章会話で考えが動き出す
・話すと言葉は形を変え始める
・他者は、考える入り口を変える
・同じものが見えていないと、話はすれ違う
・「息が合う」のメカニズム
・未完成の言葉を守る

第7章伝わる言葉と伝わらない言葉
・頭の中のメロディは相手には聞こえない
・知識があることで話がわかりにくくなることもある
・Tune 相手に周波数を合わせる
・Anchor 相手がすでに知っていることにつなげる
・Package 相手が一度に扱える大きさにする
・「伝えた」と「伝わった」は違う
・伝わる言葉は、相手に考える余地を残す
コラム おばあちゃんに脳科学を説明する

第8章AI時代の「自分の言葉」とは何か
・AIは言葉の「現像液」である
・文章のアイロンがけはAIに任せてもよい
・残すべき摩擦まで消さない
・借り物の言葉を「自分の言葉」にするには
・答えも問いも、AIは作れる
おわりに

定価:1,100円(本体1,000円+10%税)

書籍情報

  • 発売日:2026年11月7日(土)
  • ISBN:978-4-8156-4283-9
  • サイズ:新書
  • ページ数:208
  • 付録:-
  • ・「言葉にできない」=「考えていない」ではない
    ・考えは最初から文章ではない
    ・脳内では「自分にだけ通じる言葉」が飛び交っている
    ・言語化とは、考えを編集すること
    ・話して初めて自分の考えに出合う謎
    ・「ええと……」の向こう側にあるもの

  • ・「どう思う?」という問いは不親切
    ・具体的な問いが記憶を呼び出す
    ・プレッシャーがあると言葉が止まる
    ・最初に浮かんだ一言の大切さ
    ・「最初の一言」を手がかりに考えを掘り下げる
    ・自分に取り調べをしてはいけない
    コラム① 結局、何が言いたいの?

  • ・感情を知る手かがりは身体反応
    ・身体反応が同じでも、状況によって感情は変わる
    ・その日の身体状態が感情にもたらす影響
    ・「全部しんどい」を分解する
    ・言葉によって感情との距離が変わる
    ・感情に名前をつけることが、視野を狭めることもある

  • ・一つの言葉を選ぶのは難しい
    ・言葉は記憶と結びついている
    ・辞書的な意味と、個人的な意味は違う
    ・「この言葉が一番よい」をどうやって確かめるか
    ・比喩は言いようのない感覚に形を与える
    ・選ぶ言葉を変えれば事実の見え方も変わる
    コラム② 「エモい」と「エグい」は雑な言葉なのか

  • ・書くことは、考えを外に置くこと
    ・書き出した考えは分けられる
    ・メモは情報を「残す」だけでなく「選ぶ」作業
    ・下書きは新しい考えが生まれる場所
    ・読み返すことで見つかる四つのズレ
    ・推敲は過去の自分との対話

  • ・話すと言葉は形を変え始める
    ・他者は、考える入口を変える
    ・同じものが見えていないと、話はすれ違う
    ・「息が合う」のメカニズム
    ・未完成の考えを話せる相手

  • ・頭の中のメロディは相手には聞こえない
    ・知識があることで話がわかりにくくなることもある
    ・Tune 相手に周波数を合わせる
    ・Anchor 相手がすでに知っていることにつなげる
    ・Package 相手が一度に扱える大きさにする
    ・「伝えた」と「伝わった」は違う
    ・伝わる言葉は、相手に考える余地を残す
    コラム③ おばあちゃんに脳科学を説明する

  • ・AIは言葉の「現像液」である
    ・文章のアイロンがけはAIに任せてもよい
    ・残すべき摩擦まで消さない
    ・借り物の言葉を「自分の言葉」にするには
    ・自分の言葉を引き受ける

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著者紹介

著者・毛内拡

お茶の水女子大学基幹研究院自然科学系助教。1984年、北海道函館市生まれ。2008年、東京薬科大学生命科学部卒業。2013年、東京工業大学大学院総合理工学研究科博士課程修了。博士(理学)。日本学術振興会特別研究員、理化学研究所脳科学総合研究センター研究員等を経て2018年より現職。同大にて生体組織機能学研究室を主宰。専門は、神経生理学、生物物理学。「脳が生きているとはどういうことか」をスローガンに、基礎研究と医学研究の橋渡しを担う研究を行っている。第37回講談社科学出版賞受賞。主な著書に、『脳を司る「脳」―最新研究で見えてきた、驚くべき脳のはたらき』(講談社ブルーバックス)、『「頭がいい」とはどういうことか―脳科学から考える』(ちくま新書)、『心は存在しない―不合理な脳の正体を科学でひもとく』(SB新書)、『脳と免疫のなぞ―心身の不調はどこからくるのか』(NHK出版新書)など。趣味は道に迷うこと。

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