仏教的生き方入門
チベット人に学ぶ「がんばらずに暮らす知恵」
標高4000メートルの過酷な高原地帯で、生まれながらに「ミニマムライフ」を送るチベット人。彼らが追い求めてきたのは、物質的な豊かさよりも「心のやすらぎ」だった。過ぎてしまったことにはこだわらず、先のことをムダに思い悩まないのがチベット式。今この瞬間にエネルギーを集中するシンプル&ポジティブ思考は、過去や未来を複雑に考えすぎてストレスをためこむ日本人とは対照的だ。勝ち負けじゃない「幸せ」とは何か?――チベット人の生き方に仏教の真髄を見る。