発売日 2007年11月16日(金)

「プライバシー」の哲学

著者名:仲正 昌樹(著者)

¥700(税別)

ISBN:
978-4-7973-4104-1
サイズ:
CAE53444-4A6D-43A5-80D8-648CFE5F9CB1
ページ数:
216
付録・付属:
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著者紹介

著者・仲正 昌樹

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自分の足だからと無遠慮に揉みしだいていたのだけど、たとえ自分であっても足を無遠慮に揉みしだくのはプライバシーの侵害だろうか…そもそも触る自分と触られる自分は区別し得るのだろうか…これは哲学だ…

#冬休み子ども科学電話相談 心と体と哲学回、制作側が想定してた恋愛相談とかプライバシー配慮が必要なセンシティブ質問とかが一切なく「ぶどうジュース飲んだのにおしっこが黄色いのなぜですか」とか「乳首が茶色いのはなぜですか」みたいないつもどおりのフルスイング質問ばっかりで安定感抜群

情報開示が叫ばれる一方で、プライバシーの保護が叫ばれている。芸能人の私生活の細部まで知っている一方で、自分の子どもの行動は知らない。〔棚から哲学〕

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  • いいものです

    5.0
    Amazon カスタマー

    とてもいいものです。とてもいいものです。とてもいいものです。

  • 4.0
    これでいいのだ

     元々は「放っておいてもらう」権利だったプライバシー権が「自分に関わる情報は、自分がコントロールする(または決定する)」権利にまで肥大化していった、その拠って来るゆえんについて、詳細・精密な論理立てで説明を積み重ねていく長編哲学評論。相当な学識がベースにあると思われるが、ペダンチックな気配はほとんどなく、心地よく読み進むことができた。著者の作品を読むのは初めて。地味なように見えて、案外にふところの深い、引き出しの多い書き手なのかもしれない。 面白かったのは、40代半ばながらも独身で、女性と付き合ったこともなく、最近は勤務先の大学(金沢大)の学生とくだらない話をするのも億劫。推理小説を読んだり、映画館に赴くなどの他は、公務員宿舎と研究室の間を往復しているだけ。そんな自らの生活につき、これらにプライバシーの感覚はなく、こうやって書くのも全然平気、などと書いていることだ。また、叙述は全体にニュートラルだが、「サヨク」と表記する一群の研究者らについて記す時は、微妙な反感が混ざっているようで、その点も面白く読めた。

  • レビュー対象商品: 「プライバシー」の哲学 (ソフトバンク新書 053) (新書)

    頑狷曲捻者TNの日々雑記、沈思黙考

    現代の情報化社会において、個人情報保護等の問題が存在するが、インターネットの普及により世界中が繋がり易くなり、距離に関係なく、より世間が狭くなって来ている。それと同時に、社会における公共性と、自宅等の非公開の部分との分離・境界線が曖昧になって来ている。本来、職業等の社会的活動は公開されてしかるべきだが、自宅等のプライベートにおいて他人から干渉される必要性は全く無く、プライバシーの侵害は基本的人権にも関わる問題である。又、秘密が公開される事になると、其の人の生命や財産、性生活等のセキュリティーが脅かされる事になる。自由や規制緩和等により、節度が無くなり、タガが外れ、不法行為に及ぶ等、其の程度の益々の悪化が気にかかる所であるが、今一度、引き締めて節度を守り、公共と秘密との区別をしっかりとして、線を引き分離する必要性を感じます。唯、今後、海外で行われている性犯罪者や心神喪失で不起訴となった者等の再犯を防止する為の監視情報等について、被害者への配慮も含めて議論される必要性が有る様に思います。

すべての3レビューを表示

  • ころこ

    パブリック=良い、プライベート=悪いを前提に、分割線をどのように動かすのかという議論が行なわれてきました。プライベートの領域は所有の概念と関係があります。妻や子供を潜在的な所有と考えるプライベートの政治性は批判の対象になってきました。他方プライベートの解体は、行き過ぎると共産主義的な共有や身体の喪失からのまた違った形での暴力に曝される懸念があります。この議論の難点は、自己決定権のリバタリアニズムがプライバシーを肯定する立場なのに対して、弱者を保護するリベラル的なプライベート概念が対立するところにあります。 続きを読む

  • うえ

    「神やお天道様に見られていると心から信じている(つもりの)人がごく少数になった社会、近代市民社会では人間が明らさまに自らの手で法を作って、違反したものに見せしめの刑を与えて、人為的に秩序を保つことが必要になった。人間自身が神の代わりになったのである」「民主主義は、人々が自発的に全体に同化する全体主義に陥る危険がある」「ポストモダン左派の人たちは、主として公安警察や総務省…防犯ボランティアなどをプライバシー侵害者として念頭に置いており、これらの勢力を封じ込めさえすれば…侵害は起こらないと考えているふしがある 続きを読む

  • gerumanium

    最近はやたら新書で特定の人物の思想本を書くことが多い筆者だが、本書は2007年にプライバシーについて書いた本である。内容はプライバシーの概念の起源や変遷を簡単にまとめた上で、現代的な問題と絡め社会的な分析によって問題を明確にしている。アーレントやミル、フーコーなどの著作に興味があるけれどもまだ手を出していない人は本書をきっかけに読むのがいいのかもしれない。 続きを読む

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