仕事で疲れたら、瞑想しよう。
1日20分・自分を浄化する習慣
「疲れが取れない」「職場ストレスでつらい」……、そんな心の疲れを取る方法として、「瞑想」は効果的な習慣だ。本書では、「疲れやすい」と感じている現代人を読者対象に、いつでもどこでも簡単に実践できる「心の疲れが取れる瞑想法」を紹介する。
本書は、「疲れやすい」と感じている現代人を読者対象に、いつでもどこでも簡単に実践できる「心の疲れをスーッと取るための瞑想法」である。本書は、経営者であり、慶應義塾大学大学院教授でもある著者の体験から、ビジネスマンにフィットした短時間瞑想法であり、次の特徴がある。
①時間をとらずにできる⇒日常のスキマ時間を利用するだけ
②変化が実感できる⇒宗教臭や神秘色がなく、現実に即している
③だれでもできる⇒煩瑣な形式主義がなく、姿勢と呼吸法だけで99%の成果が得られる
瞑想の初歩と、瞑想の果実をたっぷり受け取る方法を説く。あわせて、やや本格的に取り組むやり方と理論も解説する。入門から初級までの瞑想実践本である。
第1章 ちょっと呼吸を変えると「生き苦しさ」がリセットできる(呼吸について)
――瞑想の基本はマイナスを吐いてプラスを吸うこと
第2章 背すじを伸ばして心をストレッチする技術(姿勢について)
――瞑想の定着は「のびやか」で「たるまない」姿勢にある
第3章 「無の境地」を求めないほうが頭はさっぱりする(脳を変える)
――瞑想の楽しさは坐禅や修行とは離れたところにある
第4章 自分の感覚に素直になるとルーティンワークも断然おもしろい(ビジネス能力アップ)
――瞑想の成果は忘れていた自由を取り戻すこと
第5章 うつや自分の壁と具体的に対決する(瞑想の科学)
――瞑想のおもしろさは「思い込みだったんだ」とわかること
第6章 1日10分の「充実習慣」を始めてみる(瞑想の入門から初歩へ進む)
――瞑想の深まりは潜在意識のすばらしさを活かすこと
【著者略歴】
藤井義彦
神戸市生まれ。米国スタンフォード大学経済学部卒。慶應義塾大学経済学部卒。1965年、鐘紡に入社。オランダ勤務、企画室副室長、海外事業管理部長などを歴任する。在職中にハーバード大学ビジネススクールAMP(上級マネジメントプログラム)に短期留学した。95年、イメリスミネラルズ・ジャパン代表取締役に転じる。現在は慶應義塾大学大学院教授。コンサルティング&エグゼクティブコーチングのガンガー総合研究所代表取締役。著書に『ハーバード流「第二の人生」の見つけ方』(東洋経済新報社)、『できるビジネスマンは瞑想をする』(東洋経済新報社/PHP文庫)、『経営者格差』(PHP新書)などがある。