恐竜ハンター
かって地球上に存在した生命の遺産を求めて世界中を駆け巡る古生物学者たち。彼らは化石の発掘と調査を通じて恐竜の概要を明らかにしてきた。その歴史を豊富な写真やイラストを交え解説。発掘当時の書簡や論文、フィールドノートなどのレプリカ20数点を収録。
序文
はじめに
古生物学のルーツ
恐竜の発見
トカゲのような恐竜現る
「恐ろしい爬虫類」という概念
ヴィクトリア朝時代にデビューした恐竜たち
空飛ぶ恐竜?
古生物学研究に革命をもたらした全身骨格
アメリカ古生物学界の巨人1
アメリカ古生物学界の巨人2
骨戦争
古生物学界の「名門ファミリー」
恐竜ハンターの王者
生痕化石に残されている手がかり
予期せぬ発見と戦争による破壊
赤道アフリカで見つかった巨大な恐竜
アジアの中心部へ
恐竜復元画の第一人者
世界の檜舞台にカムバックした恐竜
恐竜のイメージチェンジ
アンドリュースの足跡をたどり、さらにその先へ
謎の解明
極端な恐竜
アジアの窓から見る中生代の世界
驚くべき化石群
最小の巨大動物
アフリカの進化
大量絶滅の謎
ジュラシック・パーク
■著者紹介:ローウェル・ディンガス
多くの発掘調査に参加した経験があり、1997年にアルゼンチンで行われた調査では、世界で初めて竜脚類の胚の化石を発見したチームの共同リーダーを努めた。『ウォーキング・オン・エッグス』『ダイナソー・エッグズ・ディスカバード』など著書・論文多数。
マーク・ノレル:著名な恐竜ハンターで、世界初となった獣脚類の胚の化石発見と羽毛をもつ恐竜の記載に関わったことで知られる。現職はアメリカ自然博物館古生物部門キュレーター。