
余命半年
満ち足りた人生の終わり方
人はどのような終末期を過ごし、死を迎えたら良いのか。何もせずともテレビドラマのような穏やかな最期が迎えられればよいのだが、実情はそう甘くはない。余命半年、あなたは穏やかな最期を望みますか? 終末期医療の実践家が指し示す「生きるための死に方」
【目次】
序 章 余命半年の真実
第一章 緩和医療とはどのようなものであるのか
第二章 病前(健康時)の心得
第三章 病初期・病中の心得
第四章 病末期の心得
第五章 死の心得
■著者紹介
1976年、茨城県出身。岐阜大医学部を出て2001年に内科医に。最期を看取った患者さんは数百人に上る。日本の終末期患者のほとんどが満足のいく症状緩和の医療を受けていない実態と、それに伴い最後まで苦しみ続ける多くの患者さんたちの姿を目の当たりにする中で、独学で緩和医療を学ぶ。05年6月より日本バプテスト病院に勤務し、若きホスピス医として活躍中。多数の末期がん患者の診療に携わる一方、緩和医療や死生観の問題について広く一般に問いかけを続けている。