認知症 「不可解な行動」には理由がある
なぜ認知症の人はあのような行動をとるのか?
――20事例をもとに、認知症の人とその家族が抱える「心」の問題に迫る!
認知症の人の数は、2010年時点で226万人、2015年には262万人に達すると言われている。高齢者社会の日本では、もはや認知症は特別なものではなく、ごく当たり前のものとなっている。誰もが認知症の人になったり、認知症を介護する人になる可能性があるのだ。
「認知症の人は、なぜ、あのような行動をとるのだろうか?」
「介護する人は、どのように行動すればよいのだろうか?」
こうした疑問に答えるために、認知症の人と介護する人の心と行動を、豊富な事例をもとに、心理学・人間行動学の観点から読み解いていく。
■目次:
第1章 認知症の人が抱える不安、家族が抱える不安
第2章 認知症とは、いったい何なのか?
第3章 認知症になると見られることが多い症状
第4章 認知症が進行するにつれて現れることが多い症状
第5章 認知症が重くなると目立ってくることが多い症状
第6章 認知症の原因はアルツハイマーだけではない
第7章 「ケア」と背中合わせにある「コントロール」