
バカと笑われるリーダーが最後に勝つ
トリックスター・リーダーシップ
困難な課題を自らの力で乗り越えてリーダーシップが開発されていくとき、リーダーたちがみせる行動特性がある。それは、神話学や心理学で考察されてきた「トリックスター」の特徴である。これに着目して、日本人にピッタリあった新たなリーダー像を提案する。 「トリックスター・リーダーシップ」は、今を生きるリーダーたちに勇気を与え、励ますものだと考える。 途中、バカだと、アホだと笑われても、「最後に勝つ」「最後に笑う」のは「あなたです」という力強いメッセージがそこにあるからだ。
バブル崩壊から、「失われた20年」ともいわれ、たくさんのリーダーたちが厳しい状況下で今も働いている。 日本は沈没船などと諸外国からいわれ、経済は停滞し、多くのリーダーたちが劣等感をもち、自らをさいなんでいる。
そのことを意識化していない人もいるが、なんとなく感じている曖昧な劣等意識(これは日本人の国民性でもある)はもっているはずだ。この劣等感を「バカだと笑われても」と笑い飛し、そして、ここから「トリックスター・リーダーシップ」でピンチからの逆転をめざしてほしい。
■目次:
第1章:真のリーダーは笑われてもたくましく前進する
第2章:日本人は、笑われてバカにされて強くなった
第3章:ピンチにこそ笑われるリーダーが真価を発揮する
第4章:笑われながら時代を切り拓いたリーダーたち
第5章:笑われても前に進むリーダーになる5つの思考