12年目のパリ暮らし
パリジャン&パリジェンヌたちとの愉快で楽しい試練の日々
マルシェの肉屋の巨大なフックにだらりと吊り下げられたウサギたち、公衆トイレに落ちていたピンク色のトイレットペーパー、カヴァリエなギャルソン、22時を過ぎても始まらないディナー、いきなり服を脱ぐように言うあやしい医者、約束の時間に30分以上遅れても一言のお詫びもないパリジェンヌ、タバコの煙で充満した部屋で血の滴る肉を食べながら勝手にわめき散らす友人たち……そんなすべてに「ありがとう」の気持ちを込めて。パリ生活12年目を迎えた中村江里子が初めて語る、パリでの愉快で楽しい!? 試練の日々。