
秀吉家臣団の内幕
天下人をめぐる群像劇
豊臣秀吉が築き上げた組織とはいかなるものだったのか? 信長の跡を継ぎ天下統一を成し遂げた豊臣秀吉。その天下人への歩みをたどりながら、秀吉と彼を取り巻く群像のドラマを描き出す。「二兵衛」こと竹中半兵衛と黒田官兵衛、子飼衆の石田三成や加藤清正、家臣団を差配した弟・秀長、そして知られざる「羽柴四天王」などが織り成した、秀吉の生涯を論じぬく一冊。家臣団の構造や変遷は、現代の組織論に通じるところもあるだろう。
■目次:
第1章【創業期】手づくりによる家臣団
第2章【建設期】〝即戦力〟と〝先行投資〟
第3章【伸長期】粉骨砕身する官兵衛
第4章【変革期】旧信長家臣の吸収
第5章【運用期】取次と吏僚派奉行の台頭
第6章【分裂期】派閥抗争と三成の矜恃
終章【崩壊期】豊臣政権瓦解の真相とは