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植物は動けないけど強い

北嶋廣敏:著者

したたかに生きる草木の処世術

敵に襲われるとSOS信号を発して天敵を呼び寄せる植物、メスバチに化けてオスバチを誘い花粉を運ばせる植物、他の植物に寄生して巨大な花を咲かせる植物、自ら発熱して体を温める植物、小石に化けて敵の目をあざむく植物──植物は長い年月をかけて、この地球で生き抜くためのさまざまなワザを獲得してきた。本書は、そうした植物が生き残るための戦略や知恵、妙技を紹介していく。

■目次:
第1部●植物の「戦略」
・SOS信号を発しボディーガードを呼ぶ
・強力な粘液を分泌し虫を粘りつける
・メスバチに化けてオスバチを誘惑する
・花の色を変化させ蜜の有無を示す
・化学物質をつくって敵をやっつける ……etc
第2部●植物の「知恵」
・受粉のため罠を仕掛けハエを閉じこめる
・花びらが破裂して花粉を確実に付着させる
・性転換するのにはわけがある
・発芽の時期をずらして確実に子孫を残す
・果肉はおいしいが種子には毒がある ……etc
第3部●植物の「妙技」
・花びらで太陽の光を集め花を暖める
・ヒマラヤの高山植物はセーターを着ている
・植物は15分間の時間の違いがわかる
・植物も触られると感じる
・植物も夜になると眠る ……etc

定価:836円(本体760円+10%税)

書籍情報

  • 発売日:2013年7月17日(水)
  • ISBN:978-4-7973-7457-5
  • サイズ:新書/1色
  • ページ数:224
  • 付録:-

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著者紹介

北嶋 廣敏(きたじま ひろとし)
福岡県生まれ。早稲田大学第一文学部卒。短歌・美術の評論でデビュー。著書に『緑の雑学事典』『使っているけどわからない日本語の雑学』『美術の森の巨人たち』『江戸川柳で読む忠臣蔵物語』(以上、グラフ社)、『ことわざの謎と裏』『オンナの漢字』(以上、太陽企画出版)、『語源の辞典』(日本実業出版社)、『江戸人のしきたり』(幻冬舎)、『親を切ると書いてなぜ「親切」』(リイド社)など多数。

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