財務官僚の仕事力
最強官庁の知られざる出世事情
「われら富士山、他は並びの山」――日本の最高学府である東京大学を優秀な成績で卒業したエリートが集う霞が関で、財務省は大蔵省時代から他の中央省庁を見下ろしながら“最強官庁”を自任してきた。実際、税金と各省庁の予算を牛耳り、霞が関で群を抜く権力を保持している。
そんな財務省の官僚たちの仕事の実態は、世間一般レベルでは「ブラックボックス」と化しており、あまり知られていないのが実情だ。日本最高峰の頭脳は一体どんな仕事をしているのか、そしていかに思考を働かせているのか。
財務省(大蔵省)時代は「ミスター円」として活躍し、財務官僚の生態と現場を知り尽くす著者が、豊富なエピソードを交えて、そのとてつもない仕事力を伝授する。官僚たちの生活、永田町との関係まで、これ一冊で財務官僚のすべてが分かる。
■目次:
序 章 一騎当千のつわもの官庁
第一章 意見を通す戦略思考
第二章 権力者を籠絡する交渉術
第三章 組織防衛のインテリジェンス
第四章 自己実現のための鍛錬術
第五章 不眠不休に負けない仕事体力
第六章 ダントツのエース官僚の姿
終 章 出世するのは悪い奴