発売日 2014年12月16日(火)

本当は全然偉くない征夷大将軍の真実
武家政権を支配した“将軍様”の素顔

著者名:海童 暖(著者) 二木 謙一(監修)

¥900(税別)

ISBN:
978-4-7973-8042-2
サイズ:
新書/1色
ページ数:
288
付録・付属:
-

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著者紹介

著者・海童 暖

【監修者】二木謙一(ふたき・けんいち)
1940年東京都生まれ。國學院大學大学院日本史学専攻博士課程修了。國學院大學名誉教授。豊島岡女子学園理事長。文学博士。『中世武家儀礼の研究』(吉川弘文館)でサントリー学芸賞を受賞。主な著書に『関ヶ原合戦─戦国のいちばん長い日』(中公新書)、『戦国 城と合戦 知れば知るほど』(実業之日本社)ほか多数。NHK大河ドラマ「平清盛」「江~姫たちの戦国~」「軍師 官兵衛」ほか多数の風俗・時代考証も手がけている。

監修・二木 謙一

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  • 権力はもろい

    4.0
    高川光輝

    人間ってドロドロしてる。この本を読んで思った感想です。将軍たちの果てしない権力闘争が続き、途中で途方に暮れました。特に鎌倉から室町時代のあたりは、めちゃくちゃだなって思いました。どんなに権力があっても、心の弱さ、体の弱さ、運の悪さで、あっさり権力を奪われる。これは征夷大将軍無き今の時代も、脈々と受け継がれているのかもしれません。

  • 傑物に恵まれない?『征夷大将軍』の人物列伝.

    4.0
    LAW人

    本書はタイトルにある通り、『征夷大将軍』の歴史である。『全然偉くない』と言うのは些か揶揄的であるが、『征夷大将軍』に任ぜられた人物、主に「武家政権」における世襲または浅薄な『将軍』が少なくなかったという歴史的特質を表象するものであり、すべからくそうであると言うことを内包するものではないと言うべきだろう。本書は序章で「武家政権」以前の、例えば「坂上田村麻呂」、「大伴弟麻呂」、「木曽義仲」らを概観し、第1章で「鎌倉幕府」、第2〜3章で「室町幕府」、第4〜6章で「江戸幕府」における、各『征夷大将軍』となった人物を紐解く人物列伝と言って良い。概ね解説は時代順に(編年的に)展開されるが、人物主体であり一般的な通史ではないので、一定程度の歴史的背景の知識があるとより理解しやすいと思われる。ただ(監修者は著名な歴史学者ながら)各トピックの2/3前後は依拠史料等の明示がないので、(典型的な俗説は見えないが)内容詳細については慎重な評価が必要だろう。本書の構成・内容については、このページの上の「商品の説明」に詳しいので本稿では特に取り上げない。以下、個人的に興味を惹いたトピックを取り上げたい。まず「武家政権」の嚆矢とされる源頼朝の「鎌倉幕府」、“いいくに(1192)つくろう”ではなくて、近説(有力説)での“いいはこ(1185)つくろう”が開幕とする点について、本書では明確にこれに関する言及はないが、「後白河は頼朝を征夷大将軍とせず、権大納言兼右近衛大将とした……近衛大将に任じられたことで、政所を設置できる実利を取った……頼朝は……前右近衛大将という経歴を利用し、鎌倉に前右近衛大将家政所を開設した」(46頁)とある。頼朝の「権大納言兼右近衛大将」となったのは1190年であるから、本書の筆致では1190年説に立っているように見える。「室町幕府」も尊氏の『征夷大将軍』に任ぜられる1338年でなく、「建武式目」の発せられた1336年とされるが(89頁:本書もこの通説に従っている)、私見ながらそうすると「江戸幕府」が家康の『征夷大将軍』に任ぜられた1603年とするのは、かかる鎌倉・室町の実質説と平仄が合わないように常々思っている。いわゆる「関ヶ原」後に家康は大々的な戦後処理をしているし、1603年以後でも大坂城を本拠とする豊臣勢力は厳然としており、或いは実質的に「幕府」権威が調ったとするならば「大坂夏の陣」(豊臣家の終焉)及び「武家諸法度」(元和令)の1615年とも言えなくもない。勿論私自身はかかる江戸開幕年を主張するつもりは毛頭なくて、要は鎌倉開幕にしろ室町開幕にしろ、『征夷大将軍』の補任という明確な歴史的イベントがあるのにわざわざ前倒しする必然性を見い出だせないのである。閑話休題、このほか本書では、一般に「鎌倉幕府」の終焉とされる1333年後の、後醍醐の「建武新政」における「護良親王」、「成良親王」、「宗良親王」らの「将軍」も取り上げているが(72〜79頁)、これは私自身には初見で不勉強であった。ただ「宗良親王」等は「将軍」在任が尊氏と重複しており、この辺りの歴史的意義についてもう少し解説が欲しい。また「室町幕府」の弱体的本質を、尊氏の「計算のない気前の良さ」(味方に付けるために守護職の大盤振る舞いなど)と観るなど興味深い指摘も見える(93頁)。江戸期では直接「将軍」の事績ではないが、新井白石の「正徳の治」についてはかなり消極的な評価をしており、貨幣改鋳(金銀の品位向上)に依るデフレ、輸入制限(輸出振興策の欠如)などに手厳しいが(199〜201頁)、田沼の政策については通説のように一定の評価が見られる(227〜233頁)。またコラムからのトピックになるが、「江戸幕府」の将軍に夭逝や健康問題を抱えた人物が多いことについて、「乳母」の化粧(重金属類の使用)や「脚気」(ビタミンB1不足)等、興味深い事情を指摘しているのが注目される(266〜267頁)。全体には人物列伝であり通史としては適さないが、人物事績史として概観するには面白い一冊であると思う。

  • 肝心の著者の名前が・・・

    1.0
    ところてん

    二木先生がお書きになったと思い手にとっては見たものの、実際は別の著者が存在し、書いていることが判明したが、なぜ表紙に本当の著者の名前を出さないのか不思議でしょうがない1冊で、結局は二人とも刀の専門でないことが判明した。

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  • アラレちゃん

    源氏の政治力の無さと北条氏の狡猾さに笑った。北条氏は元々、平氏側の人間。それを考えると源氏政権をぶっ潰すのは当たり前か。ただ可哀想なのは何の関係もない親王将軍たち…。鎌倉将軍と徳川将軍の間に挟まれた室町将軍たちも個性豊かなので、是非とも読んで欲しい1冊です。 続きを読む

  • インテリ金ちゃん

    征夷大将軍といってもいろんな人がいた! 続きを読む

  • たぬき

    世界観を感じられない 続きを読む

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