有機野菜はウソをつく
有機農作物は健康によい、安全、美味しいという大前提は必ずしも成り立たない。おいしい&安全な野菜であることに有機栽培は必須ではなかった! 有機信仰から頭を冷やし、賢い消費者として本当にいい野菜とは何かが見えてくる一冊!
有機信仰から頭を冷やし、賢い消費者として選ぶべき野菜とは?
有機栽培は、おいしい&安全であることを保証しない!
有機農業は非科学であるから、それを売り込んだり買い求めたりするのは誤りで有害であるとか、そんな売り買いはやめるべきだ、などとは言わない。しかし、「有機農産物」だから「安全」「安心」「健康にいい」と結び付ける訴求の仕方(売り方)は明らかに誤りだ。有機JASなどの規格によって定められた有機栽培が、農業で最も理想的な栽培方法で、安全も担保するものであるという誤解をとき、安易なオーガニック信仰に警鐘を鳴らす!
◆有機農作物は本当に健康によい、安全、美味しい?
いえ、有機だからといってそんなことは保証されていません。
◆有機栽培の志やそれ自体を否定するわけではありませんが、有機ということに対して われわれ消費者は間違った期待や幻想を抱きがちです。 これは有機農業信仰とも密接に結びついています。
◆有機であるから、値段が少々高くても仕方ない、だって安全でおいしいのだし……。
しかし、そうした見方は、実は偏っており、一面的なものの見方と言えます。
◆では、どういう基準で野菜を選べば間違いがないのか――
有機どうこうということではなく、野菜本来の姿、育ち方、流通過程などを知ることが近道です。
野菜の本質を見抜く目をもって、賢い消費者になるための目からウロコの必須知識を授ける一冊。
■目次:
第1章 有機野菜だから安全・安心は大きな間違い
第2章 作物・土・成長のしくみを知った上で、有機栽培を考える
第3章 有機農業はどのような経緯で支持を得てきたか
第4章 必ずしも有機栽培である必要はない
第5章 健康な野菜を見分けることができる、それが賢い消費者