40代から最短で速くなるマラソン上達法
48歳・体重80㎏、健康診断でメタボ認定……酒もたばこもやる。
高校の同窓会に参加したところ、旧友が出場予定の町の駅伝大会に欠員が出たことから、かり出されたことがきっかけだった。
「1人3㎞の駅伝なんて楽勝だろう」――そう思って走出したのだが、メタボおやじだけに、最初は100mもまともに走れない。
頭は遥か30年前、学生時代の軽快さを記憶しているものの、悲しいことにカラダは一切ついてこない。
そんな自分を克服する心に火が付いた。
仲間との飲み会で酒の勢いからハーフマラソン、フルマラソンの出場を約束してしまった。
もともと理系のエンジニアで、R&D(研究開発)はお手のもの。
ランニングに関する本を読みあさり、”セルフR&D”に没頭した。
そして、走り始めてから1年半後、50歳で、なんとフルマラソン3時間切り(サブスリー)を達成。
さらに1年半後の今年1月、51歳8カ月で出場した別府大分毎日マラソンでは2時間51分26秒と驚異の記録を叩き出し、
Facebookの市民ランナーのグループで話題となった。
「何をしたか教えてください!」「本を出してください!」という声もあり、そんな期待にこたえるべく、本書でその全貌を公開する。
■目次:
はじめに
第1章 48歳・体重80㎏、ヘビースモーカーのメタボおやじ
第2章 「距離」ではなく「時間」で走る
第3章 「疲れを抜く」で速くなる
第4章 「スタミナ」がついたら「スピード」へ
第5章 練習法を見直す
第6章 メタボおやじ サブ3達成までの軌跡
第7章 サボらないための練習の工夫
第8章「持久係数」を活用せよ! 本命レース1か月前からの調整法
第9章 レース直前1週間の食事法
第10章 レース直前1週間のコンディショニング
第11章 かなり本気のレース戦略
第12章 非常識レース攻略法
第13章 低迷したら新たなことにチャレンジ
第14章 そして、R&Dは続く
終 章 マラソンランナーの究極の姿とは?