式 知識ゼロからのロードバイク入門
愛好者が増え続けるロードバイクの世界でいま最も輝いており、
『弱虫ペダル』とともに〝群を抜く知名度〟を誇る、 モデルにしてヒルクライマーの日向涼子さん。
そんじゃそこらの自転車好きのお姉さんではなく、
〝坂バカ〟と呼ばれるほど真剣にヒルクライムにとり組み、
レースでは男性ライダーを凌ぐ結果を残す。
2012年4月「ツール・ド・八ヶ岳」で、
長い坂道の上りを競うヒルクライムデビューをしていきなり入賞。
「順位を競わない大会だと勘違いして出場したのがレースだった」と笑うが、
いきなり入賞してやる気がアップ。
その後、ヒルクライマーとして全国各地のヒルクライムレースに参戦しては
男性ライダー顔負けの好タイムを記録。
ロードバイク愛好者の言葉で”坂バカ”と呼ばれる存在になり、
おじさんローディーたちのファンが急増した。
「美人すぎる!! 〝坂バカ〟」として『サンケイスポーツ』の一面を大々的に飾ってしまうほどの人気ぶり。
その人気から全国各地のサイクリング大会でゲストライダーを務めるほか、
日本最大のサイクリングイベント「サイクルモード」や「埼玉サイクルエキスポ」などで
ゲストMCも務めるなど引く手あまたの存在となっている。
本業はCMや雑誌で活躍するモデル。
健康のためにヨガを始め、インストラクターの資格までとったが、
5年前にスポーツサイクルに出会って一気にのめり込んだ。
「ヨガは自分を内観できるけれど、
ロードバイクは外に向かって自分を発散できるのが魅力」という。
最初は街乗り用などに使われるクロスバイクを入手して、
ひとりで東京~小田原往復160kmを走るなど、どんどん距離を伸ばした。
やがて自転車専門誌で連載をスタート。
ユニークなキャラクターとかわいいイラストで人気を集めた。
ヒルクライマーとしては毎年6月に開かれる
「Mt.富士ヒルクライム」には思い入れが深い。
富士山の中腹へ駆け上る距離25km、標高差1270mのビッグレースで、
男性でも難しい1時間半切りを目標に掲げ、2015年に3度目の挑戦でついに達成!
「挫折を克服したからこその喜びがあった」と振り返る。
そんな業界屈指の”坂バカ”ヒルクライマーが、
自身の経験を下敷きとするエッセー調で、
“ロードバイクあるある”からトレーニング法まで、
自身が描くイラストを交えながら綴る。
■目次:
第1章 “銀林レディ”事始め
第2章 脱・中級! <坂バカ>力 向上計画
第3章 自分史上最強になる!< 坂バカ>食
第4章 プロは上りでも80くらいで回すんだって……おすすめサイクリングコース
第5章 体幹で引き、お尻で踏む! どっぷりはまるレース完全攻略法
終 章 目指せ頂点! 愛車軽量化(自分も…)への道