発売日 2016年01月06日(水)

ないがままで生きる

著者名:玄侑宗久(著者)

¥800(税別)

ISBN:
978-4-7973-8480-2
サイズ:
新書/1色
ページ数:
208
付録・付属:
-

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著者紹介

著者・玄侑宗久

玄侑宗久(げんゆう そうきゅう)
昭和31年(1956)、福島県三春町生まれ。慶應義塾大学文学部中国文学科卒業後、さまざまな仕事を経験。その後、京都天龍寺専門道場に掛搭。現在、臨済宗妙心寺派福聚寺住職。僧職のかたわら執筆活動を行ない、平成13.年『中陰の花』で芥川賞を受賞。主な著書に『アミターバ 無量光明』『アブラクサスの祭』(以上、新潮文庫)、『龍の棲む家』(文春文庫)、『禅的生活』(ちくま新書)、『禅のいろは』『無功徳』(以上、PHP文芸文庫)、『日本的』(海竜社)など多数。また、平成26年には東日本大震災を被災者の視点で描いた『光の山』(新潮社)で芸術選奨文部科学大臣賞受賞。

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  • 読む価値はあります

    4.0
    Kindleユーザー

    禅僧であり小説家でもある著書が、「あるがまま」の先を行く「ないがまま」を提唱し、それをエッセイとして展開して行きます。そのベースにあるのは、当然ながら禅宗を含めた仏教ですが、禅宗に影響を与えた老荘思想の、特に荘子に関する記述が多いことが、荘子派を自認する下名としては嬉しい所です。そのうえで、茶道、正坐、お辞儀、『方丈記』、梅桃桜、武道、「独神」、松尾芭蕉といった話題を通じて、日本的心性とでも言ったものにも、迫って行きます。また、「無思考な時間が、最良の判断を導く」として、「寿限無」と「般若心経」の暗誦や、写経が勧められます。老荘思想に見る、「あくまで受け身、それも強靭なまでの受け身の姿勢」や、仏教の観音思想にある、「状況の変化に応じて自らを無限に変化させ、それを楽しもうという態度」といった辺りに、対処力に特化した極意を感じました。ヨシタケシンスケ氏によるイラストも素晴らしいです。ほのぼのとした空気感を醸し出し、読書の緊張を和らげてくれます。特に、老人と子供の遣り取りが秀逸でした。

  • 2.0
    片平清崇

    何回も読まないと理解できないのか、そもそも理解できないのか分かりませんが、1回目の読書では内容がよく分かりませんでした。そもそも、仏教理論は難しいですからね。

  • あるがまま、には無理があるから

    4.0
    ロビーナ

    玄侑氏は「あるがまま」という言葉に戸惑うという。人間にはいろいろな面があり、「自分」の幅も広い。仏教は人間を六道(地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天道) の幅で、「どの状態になってもその人」と見る。状況によって人は悪魔にも天使にも変わるのに「あるがままでいいんだよ」と言われても、どのあたりの自分でいいのか。最近は子どものときから「個性を伸ばす」などと言われるけれども、「私という個性はこう」と自分を統一することには無理がある。そもそも、自分の考えも喜怒哀楽も、青空にポッカリ浮かんだ雲のようなもので、「ない」のがもともとの状態。そう考えて、「ないがまま」という言葉を造ったという。著書『アブラクサスの祭』に、「ないがままで生きる」ことについて語られている。「自分がどういう人間か、なんて、あんまり考えなくて もいいのかもね」「私は誰でもない」「そうか、・・・あるがままじゃなくて、ないがまま、なんだね」「ないんだから、初めから変えようもないし、磨きようもないってこと だね」これからどういう自分が現れてくるか予想のつかない「ないがまま」を楽しみ、いとおしんで花が咲いて枯れるように、無心に生きよう(人間はつい分別が働いてなかなか難しいけれども)、というメッセージをうけとった。 

すべての3レビューを表示

  • ぱんにゃー

    【一コマ漫画】 偶然めくったら、ヨシタケシンスケさんのイラストに巡り逢いました\(^o^)/全体の流れの中で、瞬間をありのままに一コマで切り取る。まさに”禅”!(^ω^) /『ありのまま』と『世間一般という妄想』のギャップが、キャラクターの目の下のクマですね。//大きく分けると、物事の捉え方はいま言った2つ 『あるがまま派』(今流行りのありのまま)と、『ノウハウ派』(私たちが世間から教わってきた勝ちましょう頑張りましょう) /(玄侑さんの『ないがまま』はその先の話なので置いておきます) 続きを読む

  • coldsurgeon

    日本的仏教として成熟した禅の考え方、そして日本人の考え方に影響を及ぼしている老荘思想、それらを元に、人の生き方へのアドバイス。無分別、無為自然、無常、無我、、無心、と「無」をキーワードに平安でかつ活発な心の在り方が、説明される。ありのままよりも、分別しないことが大切なようだ。 続きを読む

  • 七村夏子

    軟酥の法がとても参考になった。温かい、段々と融けていくバターが頭の上に乗っている、文章を読んでいるだけで気持ちが良くなった。「仕合わせ」とは相手の出方に対してどう対処していくのか。この言葉もとても印象に残っている。やってくる波に乗るなり立つなりできたかどうか。自分に与えられたものに対して、どう行動していくのか、受け止めていくのか。この言葉を常に意識して行動するのは難しいけれど、自分でも感知することのできた波がやってきた瞬間に、この言葉を思い出して、「仕合わせ」を意識して行動したい。 続きを読む

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