あきらめる練習
人生を前向きに「諦める」仏教の智恵
「諦める」は、最後までやらずに途中で投げ出すという意味で使われがち。
でも、仏教では、必ずしもネガティブな言葉ではなく、物事の本質を明らかにする、つまり「明らめる」の意味を含めた前向きな言葉なのです。
悩みや境遇、負の感情などを積極的に「諦める」ことで、心の重荷は軽くなり、新たな一歩を踏み出すことができ、人生は好転するのです。
大ベストセラー『般若心経、心の大そうじ』のほうげん和尚が、「あきらめ」がつかない悩める現代人に向けて、仏教の智恵をやさしく指南。
■目次:
序 章 「諦める」ことで、心を大掃除【「心の風通し」をよくする仏教の智恵】
第1章 人生に大切なのは本当に「諦める」こと【積極的に諦めることで見えてくる】
第2章 「こだわり」は不安、焦り、怒りの源【心の安らぎを得る「少欲知足」のすすめ】
第3章 「考えすぎ」が毎日を窮屈にさせている【「無明」が人間の苦しみを生む】
第4章 「比べない」幸せに早く気づいた者勝ち【諦め上手で劣等感をひきずらない】
第5章 やがてすべての悩みが小さく見えだす【明日のことより「今ここ」が大事】