スター・ウォーズに学ぶ「国家・正義・民主主義」
岡田斗司夫の空想政治教室
◆トランプ旋風、英EU離脱、今後の日本の安全保障…… すべてわかる!
◆王様という生け贄を求める僕たち!
政治体制が独裁制であれ民主制であれ、民衆の心が動く仕組み自体は昔からたいして変わっていない。トップ交代などで生け贄を求める僕たちの心理は、古代の王殺しと一緒である。『スター・ウォーズ』シリーズをはじめ、映画やアニメ、マンガをもとに政治の本質を読み解き、時事ニュースに触れるだけではわからない世界が動く仕組み、原理に迫る!
◆政治寓話としてアニメ・SFを読み解け!
・政治ニュースを追い掛けても政治はわからない
・トランプ旋風はなぜ起こったのか?
・英国は、ジオン公国だった!
・日米スーパーヒーローの違い
・「正義」を語るのは、常にか弱い男の子だ ……etc.
雇用問題、社会保障、難民問題、テロリズム、大国の覇権争い、宗教対立、人権問題—。
現代の政治情勢は極めて複雑かつ流動的であり、何がどうして起こっているのかを把握することは、専門家にとってすら容易なことではありません。
そのため、人はしばしば感情論や目先の損得で政治を語ろうとして、非生産的な罵詈雑言の投げ合いに終始してしまいます。
現代の政治を、私たちはどうやってとらえればよいのでしょうか? そもそも政治とは何を目指しているのでしょうか?
この難問に対し、SFやアニメなどの創作を補助線として使い、わかりやすく解説するの
が本書。
優れた創作はただの絵空事ではなく、作者の鋭い政治的な視点が必ず入っているものです。
単純化されている分、むしろ政治の本質を射貫いているとも言えるでしょう。オタキングとして知られる岡田斗司夫氏が、SFやアニメ作品に関する膨大な知識を駆使し、「政治の本質」そして「正義のあり方」を解き明かします。
■目次:
第1章 政治とは何だろう?
第2章 政治寓話としての『スター・ウォーズ』
第3章 スーパーヒーロー像から見えるアメリカという国家
第4章 英国のEU離脱をガンダムで例えると?
第5章 ハインラインに「リバタリアニズム」を学ぶ