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仕事をサボって公園で時間をつぶす翔太の前に現れた謎の“仙人男”。変なヤツと思いながら、なぜかつきあううちに話は思いがけない方向に進んで……。変わりたくても変われない日常から、一歩抜け出す第1章
シーン1:いつもの日常が怠惰なワケ
シーン2:変化の兆し
シーン3:変化の始まり●第1章ワーク
[Work1]モチベーション改善ワーク -
思いがけない場所で“仙人野郎”を見かけ、本人に確認せずにはいられない翔太。ところがなぜか友人への嫉妬心と自分への自信のなさを吐露するハメに……。変わるためのメンタルを身につける第2章
シーン4:なぜ他人と比べてしまうのか
シーン5:どんな自分も受け入れる●第2章ワーク
[Work2]心配しすぎ改善ワーク
[Work3]セルフコンパッションを高めるマインドセット・ワーク -
少しずつ変化が起こり始め、Dをメンターとして認識し始めた翔太。Dは、痩せないのも、断ることができないのも、いつも時間がないのも習慣のせいだと言う。最小で最大の効果を上げる習慣化をうながす第3章
シーン6:なぜ習慣が重要なのか
シーン7:なぜNOと言えないのか
シーン8:なぜ時間がないのか●第3章ワーク
[Work4]NOと言えるようになるためのステップ・ワーク
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リーダーという立場になり、人間関係に悩まされる翔太。気になる人が現れそわそわする翔太。信頼できる人とはいったいどんな人か。モテる人とはいったいどんな人か。他人を見抜き、他人に好かれるための第4章
シーン9:信頼できる人とは?
シーン10:どんな人がモテるのか●第4章ワーク
[Work5]習慣化を促進させるイフゼン・プランニング
[Work6]貯金額が67%アップするノスタルジー戦略 -
やっとできた彼女の言動を疑う翔太。嘘を見抜くテクニック、未練を断ち切るメンタルを伝授するD。ようやく前を向いた翔太が決意したこととは? 自分を認め、自分と一生つきあっていくためのモチベーションをつくる最終章
シーン11:未練を断ち切る
シーン12:誰だってヒーロー●第5章ワーク
[Work7]人の嘘を見抜くワーク
[Work8]4つの欲望を刺激するセルフコーチング・ワーク
[Work9]目標を達成するためのGOODモデル・ワーク
[Work10]セルフコンパッションを一瞬で高めるアイス・エクササイズ
[Work11]ゆるがない自分をつくる究極のマインドセット・ワーク
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初めて本を出版してから、12年が過ぎました。読書を通じてこれまでにたくさんの恩恵をもらってきた自分が、今度はみなさんに実生活で役立つ知識やヒントをお伝えできる。それは自分にとってとても意味のある、うれしいことです。現在は書籍だけでなく、動画サイトを通じて、科学的な裏づけのある有益で実用的なテクニックをお伝えすることも定期的に行っています。なのですが、それだけでは十分じゃないんじゃないか、あるいは伝え方に問題があるのではないか……という思いがしばしば頭をよぎるのも事実です。読むだけや知るだけでなく、ぜひ実践を! というのは、わたしがいつも言っていることではありますが、実践したくてもどこから手をつけていいのかわからない、いつどこでどのテクニックを使えばいいのかわからない、という声を耳にするからです。
イギリスのことわざにこんな言葉があります。「馬を水辺に連れて行くことはできるが、馬に水を飲ませることはできない」つまり、馬が水を飲むか否かは、馬の意志によるというわけです。いったいどうすれば、みなさんにもっと効果的に伝えることができるのか。水辺まで行っても水を飲まない人たちに、どうすれば自ら進んで、しかもワクワクして水を飲んでもらえるのか。そんな自分が抱いていたジレンマにチャレンジしたのが、本書です。
この本は、ストーリーテリングという手法をとり入れた、初めての著作です。ストーリーテリングとは、古くはキリストの教えを説いた聖書、さまざまな教訓を盛り込んだ童話など、読み手が理解しやすいようにストーリー(物語)を用いて伝える手法のこと。歴史上のカリスマたちが証明してきた、“人の思考と行動を変える”もっとも効果的な方法だと考えられています。
鈴木翔太というごくごく一般的なひとりの青年をとおして、わたしがみなさんに知ってほしいこと、実践してほしいことを伝えています。どうか、みなさんも本書を読み進めながら、翔太とともにすばらしい旅路へと大きな一歩を踏み出してみてください。そして、その結果どうなったのか、新たにどんなことに直面し、どう対処したのかなど、もしよければあなたのストーリーを教えていただければ幸いです。
メンタリストDaiGo(本書「あとがきにかえて」より抜粋)