「宗教」で読み解く現代ニュースの真相
◎宗教の歴史を逆読みすれば
国際情勢の本質が見えてくる!
世界史は「争い・対立の歴史」ともいわれ、
現実の国際情勢を見てみても
どこかしら戦争や紛争が起きている。
争いごとの原因はさまざまであるが、
地域紛争、国境紛争、民族紛争とさまざまな諸相を見せるも、
その実、「宗教」に起因することがほとんどである。
しかも根源をさかのぼると複雑で
時代もかなりさかのぼる必要もある。
宗教はイコール民族や国の区分にはならないが、
教義の違いが、政治・経済・感情的な軋轢となって現れるのが現実である。
では、なぜ対立し、争うのか?
国際情勢を見るうえで宗教的な側面や背景を見るのが苦手な私たち日本人に欠けているのが、
事象や争いを表層としてではなく、深層を見ることである。
それには宗教的な背景を掘り下げることが有効である。
本書では、「宗教」という因果関係を明確にするために、
最新の事象(時事問題、現代史)を取り上げ、
順を追って過去にさかのぼっていくというスタイルをとる。
時代をさかのぼることで、
隠れた真相や遠因にスポットを当てて、
「原因」を深読みしていく。
本書を読めば、
いま起きている宗教・民族問題の遠因、
世界史を揺るがした大きな事件の
本当の意味などがすっきりわかるようになるだろう。
■目次:
第1章 歴史的な確執を抱える日本の周辺の大問題
第2章 多民族・多文化共存ゆえのアジアの大問題
第3章 三大宗教発祥の地ゆえのイスラム世界の大問題
第4章 キリスト教の教義で対立するヨーロッパの大問題
第5章 旧宗主国の宗教に苦しみ争うアフリカ世界の大問題
第6章 白人至上主義と反米主義が台頭する南北アメリカの大問題