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ゲームシナリオの書き方 第2版

佐々木智広:著者

基礎から学ぶキャラクター・構成・テキストの秘訣

ずっと役立つ! シナリオ入門書のロングセラーがついに改訂!

ロールプレイングゲームやアドベンチャーゲームなどシナリオが重視されるゲームで、魅力的な物語を書くためのノウハウを体系立ててやさしく解説。いますぐ使える考え方が満載。改訂では実例をいまどきにしつつ、コラムも増量してブラッシュアップ。
ゲームシナリオライターを目指す方やひと味違うシナリオを書きたい方におすすめの一冊!

■目次
序章 現場を体験する

第1部 ゲームシナリオの主成分
第1章 テーマとストーリー
第2章 キャラクター
第3章 キャラクターの役割
第4章 世界

第2部 構成
第5章 構成の基礎
第6章 構成の要素
第7章 良い構成と悪い構成
第8章 選択肢
第9章 構成をより面白くする

第3部 テキスト
第10章 テキストの基礎
第11章 見た目とセリフ

定価:1,958円(本体1,780円+10%税)

書籍情報

  • 発売日:2017年12月16日(土)
  • ISBN:978-4-7973-9537-2
  • サイズ:A5/2色
  • ページ数:304
  • 付録:-

「ゲームシナリオの書き方」。このズバリそのままの書名の本を手に取ってくださったあなたはきっと「ゲームシナリオ」に興味をお持ちでしょう。

ぜひ、ぱらぱらとめくってみてください。

ゲームシナリオを書くためのノウハウが本書にはちりばめられています。

起承転結と序破急

ストーリーを4つにわけて考えるか、3つに分けて考えるか。序破急の序はオープニング、破はクライマックス直前まで、急はクライマックスからエンディングまで。

起承転結、序破急、スリーアクトストラクチャーのいずれも、言わんとするところは同じもので

● 始まり = オープニング

● 盛り上がり = クライマックスへの過程

● 終わり = クライマックス〜エンディング

の3つの要素がシナリオの構成には必要だということです。

キャラクターの役割分担

それぞれのキャラクターは、キャラクター設定によって、個性を与えられていますが、まだゲームの世界の中で何を行えばいいのかわかりません。役割を与えると、お互いの関係がわかり、何を行うべきかがわかってきます。

選択肢と分岐

ゲームが小説や映画と大きく異なるのは、選択肢によってシナリオの分岐ができる点です。シナリオの分岐が行えることによって、ほかのメディアには成し得ないことがいくつか可能になります。

ひとつは「複数のシナリオ展開を設けられること」です。もうひとつは「バッドエンディングやベストエンディングといったマルチエンディングの設定ができるようになること」です。

いまいちな例文

1. 長すぎる

2. 説明的すぎる

3. 動きがない

4. キャラクターの感情が見えない

4つのポイントを解説

いまいちな例文の4つの問題点に対して、一つ一つ丁寧に解説していきます。ブラッシュアップをしていきます。

修正を反映した例文

ここまでの修正を反映して例文を書き直してみました。かなり読みやすくなっています。

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著者紹介

佐々木 智広(ささき ともひろ)
京都生まれ。立命館大学国際関係学部卒業後、ゲーム制作会社に入り、そこで二百数十万本売れたRPGのシナリオを書く。その後、フリーのシナリオライターとして『Memories Off』『Memories Off 2nd』などのシナリオに携わる。ゲーム専門学校では講師として『実践的キャラクター概論』を担当する。同時期に劇団を設立し、日本国内だけでなく、イギリス、台湾にて海外公演を多数行う。
ゲームシナリオ関連の講演としては、2007年にCEDEC 2007にて『ゲームシナリオライティングシアター「キャラクターからの呼び声 in CEDEC」』、2014年に国際交流基金の招聘でパリ・ロンドンにて『キャラクター・ゲームシナリオ論』を行っている。
現在は、株式会社オラクルナイツ所属演出家、映像制作会社それいけ!映像センター代表を務める。

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