日中の株価は見ない。こまめに売買をしない

本書を手に取ったみなさんは、「年収1億円」へつながるウィニングロードに一歩足を踏み出したのと同じです。ぜひこの機会をムダにせず、最小限の運用回数と時間で、最大限に稼ぐテクニックを学び、身につけていただければ幸いです。サラリーマンになりたくない。自由な生き方をしたい。20 歳のとき、ボクはそう思い、株取引で生きてゆく道を選びました。現在、生活費のほとんどを株式投資で稼いでいます。株トレーダーというと1日中、部屋にこもり、何台ものパソコンモニターに張りついて、上下する株価とにらめっこ、絶えず売り買いをしている姿を想像されるかもしれません。でも、それは大きな間違いです。週休4、5日の自由な時間が欲しくて、投資家になったのに株取引のために時間を拘束されるなんて!おかしな話だと思いませんか?
フツーの個人投資家でも、月収100万円のトレーダーに

Part1では、ふだんは「何もしない」で、株でしっかり利益を得るためのセオリーをレクチャーしています。Part2以降は、ネコのセミナーレポートや生徒さん3人の投資事例を紹介しながら、トレーダーが陥りがちなワナ、利益を得るよりも大事な「損をコントロールする技術」「何もしない」ことの重要性をお伝えします。
『自分が働くのではなく、「資産」に働いてもらっちゃおう!』

ボクは自由な時間を得るために「株式投資」を選択しました。今は自分自身が遊んでいても、資産が「働いている」生活を送っています。そうなるためボクは勉強をし、努力も重ねました。今も勉強を続けています。みなさんにも、「自分が働く」だけでなく「資産が働く」というパラダイムシフトを図ってほしいと願っています。
下落時は「空売り」で反撃!予測が外れても負けなくなる

上昇トレンドを見極めて買った株が下落したとき、保有株は手放さず、同じ銘柄で空売りをします。下落トレンドが上昇に変わったら、空売りを買い戻し、利益確定をします。反対に、空売りしていた銘柄が上昇したら、「買い」を入れるのです。空売りができれば、トレンドがどのように変化してもリスクを回避することができます。
50万円の元金が10年後に1億0000万円になる!

「少ない運用回数」と「売買できる根拠が揃わなければトレードしない」をその通りに実演しています。ほとんど何もしないのに、どんどん利益は積み重なっていく。こんなトレードができるようになれば、ネコはゴロゴロしながら、たまにトレードして1億円を貯めることができる!「ボクは月利10%での運用を目指していますが、初級者のみなさんには月利5%を目指してほしいのです」
チャートは「ローソク足」と「移動平均線」のペアで見る

ローソク足には、日々の値動きを表した「日足」、週単位の「週足」、月単位の「月足」などがあります。1本で4つの価格がわかる「始値 」「終値」「高値」「安値」です。日足でいえば、取引開始の朝9時につく価格が「始値」、午後3時につくのが「終値」です。ボクが参考にしているのが「終値」で、チェックしてほしいのが移動平均線です。
横ばいから上昇トレンドを予測する

株価が上がるサインは、次の3つです。
●「前の高値」を超える
●キリのいい「節目」を超える
●移動平均線の短期線が中期線を上回る
さらに、「横ばいトレンド」の3ヵ月後考察、上げ下げを予測する「新値更新」の2つを駆使すれば、より予測の精度は高まります。