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暗号通貨VS.国家

坂井豊貴:著者

ビットコインは終わらない

「仮想通貨は終わった……」
相場の暴落を機に、メディアには否定的な報道があふれかえった。
しかし、ビットコインをはじめとする暗号通貨は、本当にこのまま消えてなくなっていくのだろうか。
私たちは、まだ暗号通貨の本当の可能性に気づけていないのではだろうか。

本書は、『多数決を疑う』『マーケットデザイン』などの著作をもつ著者が、経済学の視点から暗号通貨の思想・制度設計・通貨としての役割を詳細に論じる。本書のタイトルは暗号通貨と国家を「vs」で対置させている。だが暗号通貨は「反国家」ではない。暗号通貨は「非国家」。国家に過度に集中した力を世のなかに分散させていくものだ。

暗号通貨で社会はいかに変革するか。
本書は今起きていること、これから起きることを冷静に見通すための手助けとなる1冊である。

定価:880円(本体800円+10%税)

書籍情報

  • 発売日:2019年2月6日(水)
  • ISBN:978-4-7973-9823-6
  • サイズ:新書
  • ページ数:216
  • 付録:-

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著者紹介

坂井豊貴 (さかいとよたか)
慶應義塾大学 経済学部 教授。ロチェスター大学 Ph.D.(経済学)学位。

社会的選択理論、マーケットデザイン、メカニズムデザインが専門。1975年広島県生まれ。
横浜市立大学、横浜国立大学、慶應義塾大学の准教授を経て、2014年に38歳で慶應義塾大学経済学部教授に着任。著書に『多数決を疑う』(岩波新書、2016年新書大賞4位)、『決め方の経済学』(ダイヤモンド社、2016年週刊ダイヤモンド・ベスト経済書3位)ほか。

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