発売日 2019年10月05日(土)

医者の大罪
医療サギに殺されない39の心得

著者名:近藤誠(著者)

¥850(税別)

ISBN:
978-4-8156-0076-1
サイズ:
新書
ページ数:
244
付録・付属:
-

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著者紹介

著者・近藤誠

近藤 誠(こんどう・まこと)
一九四八年東京都生まれ。七三年、慶應義塾大学医学部を卒業し、同大学医学部放射線科に入局。八三年より同大学医学部放射線科講師を務め、二〇一四年に定年退職。専門はがんの放射線治療。米国留学時代に出会った乳房温存療法に感銘を受け、日本での普及活動に尽力。「近藤誠がん研究所・セカンドオピニオン外来」を運営し、一般向けにがんの啓蒙活動と執筆を精力的に行っている。著書に『医者に殺されない47の心得』(アスコム)などがある。

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  • 医者は平気で、病気をねつ造する

    5.0
    ロビーナ

    医者の巧妙なウソにだまされない、殺されないための医学的根拠に基づく手引書。最初に「上級医」という、著者による新語が登場する。大学教授、国立研究機関の部長のような、さまざまな医療データを知り、国の医療の方向性に影響力のある人たち。「下級医」はそれ以外の、自分で英文の医学論文を読むことも少なく医療政策への影響力にも乏しい人たち。「上級医」たちが重要な医療情報を隠して、健康な国民を病人にしている、と。……いま日本人は、医療によって大変な危険にさらされています。健康なのに「病気だ」と言われ、病院通いをさせられ(中略)高血圧の治療だけでも、毎年、じつは健康な数万人が副作用でなくなっている、という証拠があります。(前書きより)高血圧の章には、いくつも証拠が載っている。「薬で血圧を下げれば下げるほど脳梗塞、がん、総死亡率が増える」ことを実証した日本高血圧学会、世界26カ国共同比較試験、それぞれの結果。フィンランドの、降圧剤を飲まない人々の調査では、80歳以上で上の血圧が180以上のグループが最も長生きという結果。確かに、自分の脳と体を元気に保ってきてくれた血圧を無理に下げたら、末端まで血液が回らず、体の上部にある脳の血流もよどんで、ふらつき、ボケ、脳梗塞などにつながるだろう。降圧剤の発がんリスクもよく耳にする。世界中の比較試験の結果を、日本で降圧治療中の2000万人に当てはめると、毎年18000人が余計に死んでいる計算になるという。降圧剤のせいで体が不自由になった人、寝たきりになった人はいったい何十万人いるのか。健康診断をきっかけに医者から勧められる「治療」は、高血糖にしろ高コレステロールにしろ同様に、不調や早死にを招くデメリットしかない。がん検診による「早期発見・早期治療」も、がん死を減らせたという証拠がひとつもない。以上は、アメリカの医師50万人以上が参加するムダな医療追放運動でも指摘されている、世界の医学界ではもはや常識の事実だ。欧米では職場健診も肺がん、胃がんの集団検診も「無意味」として行われていない。アメリカ政府は前立腺がんのPSA検査を、スイス政府は乳がんのマンモグラフィ検査を、デメリットの方が大きいとして中止勧告している。なのに日本では、乳がん検診推進のピンクリボン運動をネコにまで広げてキャットリボン運動を始める始末。それをまた新聞・雑誌もテレビも、右から左に報道している。私たちは、おそろしい情報コントロール社会に生きている。国も、医療界も、メディアも、医療費のパイがどんどん肥大して医療産業が右肩上がりで発展することが悲願。国民の命なんてどうでもいいのだと、肝に銘じよう。戦時中、国のメンツのために特攻隊まで出動させ原爆を落とされてもウソ八百の大本営発表をメディアと一体で垂れ流し続けた体質は、全く変わっていない。8章に「病人増産業」という言葉が出てくる。診断基準値をちょっといじるだけで、たとえば上の血圧の「正常値」を160から140に下げただけで、かつて年間2千億円だった降圧剤の売り上げが20年で6倍、1兆円規模にふくれあがった。前立腺がんや乳がんの検診が盛んにプッシュされて「早期発見患者」が何倍にも増えたのに、死亡率は変わらない。「治療件数を増やそう、増やしたいという気持ちが高じるとがんをねつ造することも仕出かします」「がんの転移をでっち上げることもあります」「つまり医者は、なにもないところから病気をつくりだせるわけです」背筋がゾクッとする真実の連打。できる限り医者に近づかず、自分の命は、自分で守らなければ。

  • 人間の体は人間が創ったものでないし、医者は神じゃない

    5.0
    ドートマンダー

    近藤誠の本は、友人、知人、家族、親せきなど、大切な人が元気なうちに読んで欲しいのだが、みな年をとってきて、治療に突入してしまった人もいる。そうなると勧めにくい。私は20年以上前に近藤誠の本に出会って、以来、病院や健康診断とは無縁である。健康診断やがん検診は大嫌いだったし、死ぬまで数値にビクビクしながら生きていくなんて、なんかおかしくないか?と思っていたので…。今では好きなもん食べて、酒飲んで、機嫌よく生きている。母が2013年8月に血尿がでて膀胱がんと診断された。K大学病院で内視鏡(膀胱鏡)で除去手術。翌年8月に再発した時に、近藤誠のセカンドオピニオン外来に行った。K大病院の医師は手術しないと、転移(浸潤)して、腎臓や重要臓器がやられて死ぬ、と言ったが、近藤氏はそんなことはないときっぱり否定。でも腫瘍が膀胱内で尿道をふさいだりすると、なんとかしなけりゃいけないし、泌尿器科医にはかかっておいた方がいい。内視鏡で除去してもまたでてくる可能性大。膀胱鏡手術にももちろん危険はある、他の手術に比べたら少ないと言えるけど、ということだった。考えた末に昨年と同じ手術。この時母はせん妄がひどくでて、局所麻酔での手術中、大声をだしたらしい。そして2015年3月に再再発。この時は手術しないと決めた。K大の医師は、手術は全身麻酔で行い、年内にまた再発する可能性があるが、その度に全身麻酔で膀胱鏡手術でとるしかない。手術しないなら年内(2015年)もたないと言われた。半年ごとの膀胱鏡による検査も母には心身ともに負担のようだった。検査の後はひどい膀胱炎になったし。治療の抗生物質で下痢にもなるし。 私は人殺し呼ばわりされた…。家族を守るためにも、情報集めて、強くならねばならない!でも一人じゃない!近藤氏や、その意見に賛同する人たちもいる!(医療関係者にはいないけど…) 母は2019年10月の今も元気である。血尿はまったくなく、尿もふつうにでている。今、母の膀胱内を検査したらどうなっているのだろう?近藤氏には書き続けて欲しい。同じような内容でも、少しの新情報を加えて、発信し続けて欲しい。とにかく元気なうちに近藤誠の本を手に取って欲しい。近藤氏の言を受け入れるのも排除するのも自由だ。治療に突入してからでは遅い…、と思う。

  • 医者の巧妙なウソを暴く超推薦書

    5.0
    Assassin d'Alsace

    最新のプレジデント「健康診断特集」冒頭で近藤氏と養老氏が興味深いプレゼンを展開している。すぐに反応したのがメジャー論壇への羨望が人一倍強そうな覆面ブロガーの名取宏「NATROM」氏である。氏はかねてから近藤氏批判を継続している「どういうわけかここ最近の言動は近藤理論にきわめて近似」が何の因果か今度は養老氏を「トンデモ」呼ばわりしている。マイナーな男のjalousieとの汚名払拭のためにもそろそろ常宿のアングラから日の目を浴びてみては如何か。さてその名取氏上梓の健康本も含めて世の中にはおびただしい数の凡庸な健康書が氾濫する。ただ、本書だけは少しじっくり取り組みたい。これまで近藤書は常にアップツーデートな情報を読者に分かりやすく提供しながら誤れる医療観を排除してきた。これは常人にはできない恐ろしく難解な作業である。自然科学、医学領域のきわめて専門的な内容を一般読者に容易に、そしてクリアに伝える力量を備えるスポークスマンはわが国でほぼ存在しない。その中で近藤氏はおそらくただ一人、長年にわたる膨大な文献渉猟と卓越した筆致でそのミッションを遂行しつつ既成の医療観、世界観との決別を説く。近藤書がいずれもベストセラーとなる所以はそこにあるに違いない。近藤氏はここ20年以上、錚々たる論客との辛辣なディベートを様々なメディアで披歴している。「かつての論争集のいくつかは今でも入手可能。常に冷静な近藤氏に対して、品位を疑わざるを得ない相手方の異様な敵意と言動から医療界の特異ともいえるムラ社会が把握でき是非お勧め。」かつて近藤氏にお会いした際、その近藤理論論争について伺ったことがある。近藤氏は意見は異なれど実際に対論を許諾した相手「最近では林氏、大場氏、神前氏など」に一定の敬意を示されていたのが印象的である。同時に近藤氏は一方的に中傷を繰り返しながらも、直接対談「どういうわけか往復書簡なら許諾」だけは徹底拒否の長尾和弘氏と直接対談直前、敵前逃亡した勝俣範之氏の姿勢は非建設的と断じる一方、今後もアンチ近藤論者との公開ディベートは大歓迎とのスタンスであった。近藤氏まさに恐るべし、である。

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