<非常識な教え1>宿題廃止!めざすは「主体的」に勉強できる子!

宿題はそもそも「子どもの学力を高める」こと。しかし、実際は作業になってしまい、やらされ感でいっぱいです。机に座らせることを目的にしてしまうと、言われたことしかやらない子どもになりかねません。学習習慣とは、「主体的に」勉強できる子どもになってもらうこと。そのために大人がすべきは、長時間の「やらされ勉強」を強制することではなく、子どもの学習意欲を高め、かつ自分に合った学習スタイルを見つけてもらうのです。
<非常識な教え2>学びとは「わからないものをわかるようにする」

麹町中学校では期末テストを廃止し、3階層のテストを実施しています。この単元テストは点数に納得できなかったら、自己申告で再チャレンジができます。再テスト制度こそが、子ども一人ひとりの学びのスタイルを身につけるための肝。一発勝負のテストだと、意識が「他人との点数の比較」に向いてしまうので、素直に喜べない子どもたちが多い。比較対象が自分になるとそれを喜べます。すると、子どもたちはわからないものをわかるようにしようと主体的に課題解決のサイクルを回し始めるのです。
<非常識な教え3>優先順位を決めればしつけがラクになる

叱る基準・しつけの優先順位を決めていけば、叱る頻度が減り、大人も子どもも不要なストレスを抱えなくてすみます。子どもとの付き合い方もかわるでしょう。さらに「本当にダメなこと」がはっきりと子どもに伝わるようになるので、子育てが楽になります。言わなくてもいいことはできるだけ言わない心がけが重要かもしれません。