発売日 2019年09月06日(金)

麹町中学校の型破り校長 非常識な教え

著者名:工藤勇一(著者)

¥830(税別)

ISBN:
978-4-8156-0131-7
サイズ:
新書
ページ数:
216
付録・付属:
-

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著者紹介

著者・工藤勇一

1960年山形県鶴岡市生まれ。東京理科大学理学部応用数学科卒。山形県公立中学校教員、東京都公立中学校教員、東京都教育委員会、目黒区教育委員会、新宿区教育委員会教育指導課長等を経て、2014年から千代田区立麹町中学校長。教育再生実行会議委員、経済産業省「未来の教室」とEd Tech研究会委員等、公職を歴任。『学校の「当たり前」をやめた。―生徒も教師も変わる!公立名門中学校長の改革』が初の著作となる。
◎メディア出演:おはようニッポン、林修の初耳学、「未来を拓くコラボ教育」TOKYO MX、「モーニングCROSS」、NHK「ニュースウォッチ9」(5/9)NHK Eテレ『学びが変わる!教育最前線2019』など多数。

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  • 現場のマインドだよ、変えるべきは👍

    5.0
    N takahiro

    「人生はそこまで長くない、だから理想に向かい進んでいかなければ」本書を読んで、改めてこう思った。今、学校に根付いている文化も、長い時間をかけて構築されてきた。その過程に目を向けると、教育は時の国の状況に大きく左右されてきたことがわかる。近代以降は、富国強兵に始まり、経済大国日本を支える人材輩出を担ってきた。しかし、「工業化時代の教育」と表現される過ぎ去りし時代の教育であるはずものが、より強固に、頑なに、排他的に根深く学校文化に浸透している。今、現在も!長らく、この原因を考えてきた。例えば学習指導要領をみてみる。アクティブラーニングや英語教育の強化。プログラムミング教育の推進から、探究的な学びの奨励など。今回の改訂も、教授主義的な教師による伝達的な既存の枠組みを打ち破りきれないところはあるが、国は、新たな教育を模索している。変わりゆく時代を捉えて。では、現場はどうか。国や文科省から様々な改革を提案されるものの、その「本質」を捉え、共に未来の教育を作り出そうとする気概があるか。完全に「NO」である。正直に言って、現場には「新しいものを創りだす」という文化はないと言って過言ではない。教師は本当に多忙である。だから、余裕がない。時間もない。教師一人一人が新しい教育にチャレンジして、自己教育を行う文化が本当に生まれにくい環境なのである。私は、この環境の中で学ぶこと、チャレンジすることを忘れてしまう「教師のマインド」こそが、最も重要な問題なのだと断言したい!誤解のないように付言するが、ほとんどの教師は本当に真面目で教育熱心で働き者であり、健気である。しかし、学びが常態化して自己改善をし続けている教師はゴクゴク少数である。教師および学校は、「学習する組織」にはなっていないのである。学びを伝える存在であるにかかわらず。いわば、「絶対に改革者が生まれない環境」である。学び続け、自己改善を行い続ける者は、「変人」としてもがきながら現場でいきていく。だからこそ、工藤校長のように「現場のリーダー」が「非常識」であり「本質を視る人」であることの影響は絶大である!公教育の矛盾と理不尽さの狭間で悩んでいる子どもや教師の希望であるとも言える。痛快だ‼️そんな工藤校長も、異なる意見と粘り強く対話を重ね、合意を形成していった。強き「目的思考」の元に。この「目的思考」が、一人一人の教師の資質を高め、「工業化時代の教育」を冷静に見直す眼をもたせるのだと思う。教師一人一人も個性を発揮すること、学校が学習する組織になっていくこと。そんな中で、働くって楽しいじゃん、って周りの先生方と分かち合える現場をつくれるようになりたい。こんな私の短期的な夢を、この本が背中を押して応援してくれているようである。多様な教育認める工藤校長の改革に、いずれは第一線で参画したい!学びます⭐️

  • 自分が普段感じていた事が分かりやすく書かれていました。

    5.0
    hiro

    中学校に勤務していて常々苦々しく思う事があります。宿題をやって来なかった生徒をどんな悪い事をしたのかと思うぐらいに怒る先生の多い事。教員の多くはきっと自身が中学生の頃、宿題をコンプリートしていたのでしょう。その成功体験があるから、「良かれ」と信じて大量の宿題を課して、やらない事を罪悪と考えるんでしょうか。僕は宿題をコンプリートしたことなどありません。プラモデル造りたいし、勉強もしたい。宿題に浪費する時間なんてないのです。ちゃんと宿題をやっていたら受験に失敗していたかもしれません。生徒には教員の想定をはるかに超える才能を持っている可能性があります。その可能性の芽を宿題が摘んでいないか。と、長年思っていたら、自分じゃない人の口から自分が言いたかったことを説得力ある言い方で語ってくれる本に出会いました。宿題は学力向上という「目的」のための「手段」のひとつです。宿題に拘泥ることは、手段が目的化してしまっていることになる。なるほどです。僕が上手く言い表せなかった事を分かりやすく説明されています。また、学校の先生は「みんなで心を一つに」して、特別行事に取り組むのが大好きです。僕はそれにも違和感があります。その雰囲気に馴染めない生徒はどんなに居づらいだろうかと。そんなお話もあります。学校というものは簡単に変えられるものではありません。自身の成功体験に裏付けられた教員の指導のポリシーはほとんど絶対的な教義のようにも感じます。同じような成功体験を持った教員が集い、多様性に乏しいのが学校です。それでも、問題意識を共有する教員が増えれば、何かしら変革は出来そうです。本書をその手引き書としたいと思います。

  • 前作の教育理念をより詳しく!

    4.0
    Amazon カスタマー

    工藤校長の2作目となる今作は、前作『学校の「当たり前」をやめた。』に書かれている改革を、どのような理念のもと取り組まれているのか詳しく書かれています。そしてその理念を家庭教育と結びつける一冊になっています。子供たちが10年、20年後の社会でより良く生きていくために何を身につけていくべきなのかなどが詳しく書かれております。今作を読むことで、世界と比べて現在の日本の教育がいかに遅れをとっているのか考えるキッカケにしてほしいです!

すべての150つのレビューを表示

  • ムーミン

    学校づくりの具体的な手立てのヒントと勇気をもらいました。当事者意識をもって自立的な子どもたちを育てる大人に自分自身が、そして本校の職員、保護者、地域の方々がなるためのチャレンジをしようと思います。 続きを読む

  • たか

    非常にわかりやすくまとまっていて参考になった。麹町中学校の取り組みのひとつひとつにちゃんとした理由があってそれがわかりやすく説明されていた。読んでよかった。いろいろと取り入れていきたい。 続きを読む

  • Babachan.com

    テレ東の番組で麹町中の事が取り上げられて気になっていた。公立の学校でよくここまで改革できるものだと心底驚ろいた。 続きを読む

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