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難しいことはわかりませんが、統計学について教えてください!

小島寛之:著者

身近な疑問からはじめる統計入門

「統計的思考法」のコアスキルが、60分で身につく!

大事であることはわかるけれど、何に使えるのかわからない、何がすごいかわからない学問、
「統計学」が、今度こそわかる!
読者(ビジネスパーソン)が日常の気になる疑問にひもづいたストーリー 形式で
基礎知識を学べる、文系のための世界一カンタンな統計入門。

はじめに――「統計的思考法」が身につく、世界一やさしい入門書

1章「だいたい1分遅れて来るバス」は、なぜ信頼できないか?
――平均と標準偏差

●バス停で時刻表とにらめっこ
●定刻どおりに来ないバス
●到着時間の平均は?
●到着時間の「散らばり」は、どれほどか?
●「差」の平均値――標準偏差
●より信頼できるのはB社のバス
●B社の定刻8時25分がベスト

《1章のまとめ》

2章 身長168㎝、バスト94㎝がすごい理由
――標準化

●ミスコンで優勝するのは、どんな女性か?
●人間の感覚の「確かさ」を探る
●ファイナリストは、みな高身長
●身長の「散らばり具合」を考える
●「特別」を見つける標準化
●優勝者は何が特別なのか?

《2章のまとめ》

3章「100パーセント当たる占い」は、なぜ可能なのか?
――正規分布

●「100枚のコイン」を同時に投げる
●予言は的中、当たり前だ
●神様のダーツ盤
●95パーセントが収まる「範囲」を指定する
●カギは「標準偏差何個分?」
●なぜ「5パーセントの外れ」は不問なのか?
●正規分布の「太り具合」はさまざま
●「太り具合」を均一にする
●だから「40~60枚」が表を向く

《3章のまとめ》

4章 サバを読むあの人の年齢は、本当はいくつなのか?
――区間推定

●年齢不詳の女性
●実年齢という「真実」は、どこにある?
●真実を探る=「世界線」を探る
●複数のデータをひとまとめにする
●「標準偏差らしき数値」の登場
●私の仮説は当たっているのか?

《4章のまとめ》

5章「集客率5パーセントアップ」は成功なのか?
――仮説検定

●元教え子の疑問
●来客数の違いだけでは判断できない
●仮説を立てる
●検証のイメージは「クジ引き」
●この「差」って何ですか?
●はたして試験店は成功したのか?

《5章のまとめ》

6章 缶コーヒーはCMがおもしろいと売れるのか?
――相関係数

●つい買ってしまった缶コーヒー
●2つの事柄の「相関性」を探る
●「サツマイモ」の向きと太さは?
●データの「クセ」を取り除く
●「主人公」は2つのデータセット
●CMが好きだと買いたくなるのか?

《6章のまとめ》

7章「アカデミー賞を逃した作品」は、なぜ大ヒットしたのか?
――回帰分析

●「アカデミー賞受賞!」の効果はどれくらい?
●「インパクトの強さ」を探る回帰分析
●「山型」の2変数正規分布
●線の「傾き具合」はどれくらい?
●「平面」の傾きを予測する重回帰分析
●シーソーは「ブレて」いる
●受賞は「どうでもいい」のが日本人?
●血液型と賃金の意外な関係
●ワインの出来も予測できる?
●「住宅価格」を左右するもの
●東京23区で一番人気は「東横線」?

定価:913円(本体830円+10%税)

書籍情報

  • 発売日:2019年10月5日(土)
  • ISBN:978-4-8156-0241-3
  • サイズ:新書
  • ページ数:212
  • 付録:-

著者紹介

小島寛之(こじま・ひろゆき)

帝京大学経済学部助教授。数学エッセイスト。
専攻は数理経済学。1958年東京生まれ。東京大学理学部数学科卒。同大学院経済学研究科博士課程修了。

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