
100のしあわせ

テクノロジーの発達やコロナ禍によって、変化のスピードは加速する一方です。これまで当たり前にあったもの、あると思っていたものが、気づけばなくなってしまった――そんな経験が誰しもあるのではないでしょうか。この本は松浦弥太郎さんが、「なくなったら困る」100のことを書き留めた一冊です。読み進めていくうちに、それぞれにとっての「しあわせ」が形になって見えてくるはずです。

松浦弥太郎のルーティン
たとえば「テーブルを拭く」「メールの返信」から、「打ち合わせは笑顔で」「今日と未来のことを考える」等々。コラムでは、松浦弥太郎さんが日々、繰り返し行っているルーティンについて、やり方や心がけをメモ書きのような形で紹介します。毎日の暮らしを支える小さな習慣こそ、自分の中でずっと大切にしていきたいことの集合体でしょう。

自分の頭で考えること、自分の心で判断すること、自分の身体で体験することなど、ありきたりの平凡で、当たり前のものを、僕は守っていきたい。守っていくために決して忘れないようにしたい。そういうものが自分を作ってきたと思うからだ。――松浦弥太郎
(本書「はじめに」より)