20歳の自分に教えたい現代史のきほん
なぜロシアはウクライナに軍事侵攻したのか? それに対してアメリカや中国はどう動くのか? 日本はどんな対応をするのか? 世界のパワーバランスは? 経済はどうなる?
日々のニュースを見ていて次々と疑問が浮かぶ、そんな経験があなたにもあるのではないでしょうか。
実は、それらの疑問は少し前の歴史ををさかのぼることで解決できます。つまり現代史を知ればいいのです。
なぜなら、現代史に残るできごとは、毎日報道されるニュースから始まっているから。いまのニュースの発端は現代史のできごとの延長線上にあります。
「東西冷戦」や「イスラム情勢」「世界の軍事力」「世界経済」など、いまさら恥ずかしく聞けない現代史のきほんを、池上さんがやさしく解説します。現代史を理解するだけで、日々のニュースは各段に面白くなります。
知識を得ることは、画像の解像度が高まることに似ています。ひとつひとつのニュースは点でしかありませんが、視点を世界に広げることで、それは線になり、さらに歴史から見ることで、面に拡大していきます。地理から歴史からニュースを見ることで、点だったニュースが面の一部として理解できるようになる。知識を得るごとに解像度が増し、世界の見え方はどんどん鮮明になります。そんな「現代史を学ぶ意義や楽しさ」を実感できる1冊です。
はじめに 現代史を知れば、世界の解像度が高まる
第1章 米ロ・米中関係のなぜ?
1 ロシアのウクライナ侵攻
2 米中新冷戦時代の幕開け
3 東西冷戦
第2章 イスラム情勢のなぜ?
1米軍のアフガニスタン撤退
2「イスラム国」とイスラム教
3 テロはなぜ起こるのか?
第3章 世界経済のなぜ?
1中国はなぜ経済大国になったのか
2バブル崩壊
3 リーマンショック
第4章 世界の軍事力のなぜ?
1世界の軍事力はどうなっているのか
2北朝鮮の核・ミサイル開発