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ファイティング・ファンタジー・コレクション 40周年記念~イアン・リビングストン編~「巨人の影」

安田均とグループSNE:著者

供給数量に限りがあります。確実に入手するには、2023/5/12までにご予約ください。

 

1982年――イギリスで刊行された1冊の本。

ひとりで遊ぶ「ロールプレイングゲーム」たるその本
『火吹山の魔法使い』は、またたくまに世界を席巻した。

その世界的な熱狂から40年。

いまふたたび二人の巨匠が筆を執り、新作を送り出す――!

今回収録される作品は5篇――シリーズ創始者の最新作にして表題作。

イアン・リビングストン著
『巨人の影』

そのほか、厳選された傑作4タイトルを収録。

歴史に名を刻む伝説のファイティング・ファンタジー。
その記念すべき最新作を万感の思いを込めてお届けする。

究極のコレクション・ボックス、堂々の刊行!

■ファイティング・ファンタジーとは?

イギリスのクリエイターである
「スティーブ・ジャクソン」と「イアン・リビングストン」の両名による
書籍シリーズで、本を読み進めながらさまざまな選択を重ね、
先の見えない結末へと至る物語。

このシリーズは世界中で大反響を巻き起こし、
本国であるイギリスはもちろんのこと、各国で人々の記憶に刻まれる作品となった。

このファイティング・ファンタジーの後を受けて、
玉石混交さまざまな類書が生まれてきたが、
本シリーズならではの魅力を以下に挙げる。

●豊富かつ大胆な選択と、意外性に富んだ展開
暗い迷宮に張り巡らされた罠、敵か味方かもわからぬ奇妙な人々、
得体の知れない未知の食物――旅の中で冒険者を待ち受ける数々の危難。

それらにどう対処していくのかが運命を分かつことになる。

本シリーズでは、そうした運命の分かれ道が「選択肢」という形で提示される。
中には読み手が思いつかないような機知に富んだものもあり、予想だにしない劇的な展開をもたらすことも。

●1人で遊ぶRPGとしての絶妙なバランス

本シリーズの源流にあるコンセプトは「1人で遊べるRPG」であり、
それゆえに旅の途中で遭遇する敵は、それぞれ固有の「数値」や「能力」を持つ。

プレイヤーの分身たる冒険者も能力数値を有しており、敵との戦闘はもとより、
過酷な環境や罠などによって次第に体力を消耗していく。

本シリーズはこうした「ゲーム」としての数値設定が絶妙であり、
変化してゆく数値に一喜一憂する楽しみも魅力の1つと言える。

●緻密な描写で独特の雰囲気を醸し出す文芸性

文字を主体として冒険を描く本書では、あらゆる情報が文章を通じて表現される。

本格的なファンタジーとして描かれるその世界観は、
後年のコンピュータゲームのようなパステルカラーに彩られてはおらず、
重厚かつ濃密で、ときに猥雑ですらある。

そうした独自の世界観を描き出す表現力があるがゆえに、本作は不朽の名作として輝き続けている。

【収録作品】

今回のコレクションに収録される作品は、ぜんぶで5篇。

シリーズの創始者であり、現在は伝説的存在として世界に知られる
「スティーブ・ジャクソン」と「イアン・リビングストン」の筆による最新作を収録。

そのほか、厳選された4篇を加えて、全5タイトルをお届けする。

恒例の安田均氏による解説本も同梱。

豪華化粧箱入り。

各作品の専用キャラクターシート付属。

定価:8,580円(本体7,800円+10%税)

書籍情報

  • 発売日:2023年7月14日(金)
  • ISBN:978-4-8156-1962-6
  • サイズ:B6判
  • ページ数:1384
  • 付録:-
  • 巨人の影

    40周年記念作品でファンサービスにあふれた作品。火吹山の奥深くで発見されたアーティファクト。その力が巨人を世に解き放つ……!

  • 運命の森

    シリーズ黎明期に発表されて好評を博し、シリーズの人気拡大に貢献した往年の名作。ドワーフの至宝を求めて、ダークウッドの森に挑む。

  • 雪の魔女の洞窟

    物語は極寒の「氷指山脈」に始まり、さまざまな場所をたどる。複数のロケーションを巡ることでアランシアの世界を描き出した記念碑的作品。

  • トカゲ王の島

    その名のとおり絶海の孤島を舞台にした一篇。人類の隷属支配を企てるトカゲ王。その侵攻を阻むため、火山島へと潜入しての冒険を描く。

  • アランシアの暗殺者

    2019年に発表された新作。賞金首となってしまった主人公に手練れの暗殺者たちが襲いかかる。はたして生き延びることができるか……!?

  • 【特別書き下ろし解説書】

    ファイティング・ファンタジーの専門誌「ウォーロック」の日本語版監修を務めた安田均氏による解説書。リビングストン氏とゲームズワークショップについて紐解く。

著者紹介


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