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本章では、「ショートショート」と呼んでもよい極めて短い物語を通して、皆さんを英文鑑賞の入り口へとお連れします。扱う作品は、かの有名な『イソップ物語』の英語訳です。一部、古典的な表現が見受けられますが、読みやすく美しい文体と巧みなストーリー展開が特徴的です。大量の英語を読むことに慣れていないという人もぜひ気楽に取り組んでみてください。
[1.1] “The North Wind and the Sun”
[1.2] “The Shepherd’s Boy and the Wolf”
[1.3] “The Hare and the Tortoise”
[1.4] “Mercury and the Workmen” -
本章では、第1章の作品よりも少し長い、数ページにわたる短編小説を場面ごとに分けて読み解いていきます。扱うのは、小泉八雲という日本名を持つイギリスの作家ラフカディオ・ハーンと、『悪魔の辞典』などで知られるアメリカの作家アンブローズ・ビアスの作品で、いずれも怪奇・ホラー小説に属するものです。
[2.1] Lafcadio Hearn : “Yuki-Onna”
[2.2] Ambrose Bierce : “John Mortonson’s Funeral” -
本章では、ここまでの総仕上げとして長編の抜粋に挑戦してみましょう。扱うのは『1984年』などで知られる20世紀のイギリスの作家ジョージ・オーウェルの傑作、AnimalFarm『動物農場』です。人間を豚や馬などの動物に見立て、革命で勝ち取った民主主義が次第に全体主義、恐怖政治へと逆戻りしていく過程が描かれています。