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マンガ 犯罪心理学者が教える子どもを呪う言葉・救う言葉

出口保行:著者 / 尾添椿:漫画

マンガでわかる、親の「一言」の落とし穴

12万部突破のベストセラーがマンガになって帰ってきた!!

「みんなと仲良く」「早くしなさい」「頑張りなさい」
「何度言ったらわかるの」「勉強しなさい」「気をつけて!」
親が言ってしまいがちな、あるあるの一言が、実は子どもを呪っていた?!
非行少年と普通の子は実は紙一重。
誰にでも通じる子育ての問題点を考えよう!!

1万人の非行少年・犯罪者と面接・心理分析してきた犯罪心理学者が
事例とともに「危ない声かけ」「よりよい子育て」を解説する。

事例と解説がマンガになってよりわかりやすく。
原作を読まずにここから読み始めてもOK。
マンガを描くのは自身も毒親家庭出身で、
毒親に育てられた人々の取材を続ける漫画家の尾添椿。

ある日、テレビで見かけた犯罪心理学者・出口保行の講演会に足を運ぶアキ。
出口先生が強く伝えるのは、親の「よかれと思って」が子どもを苦しめてしまうということ。
アキは現在、子育て中。講演後の出口先生とわけあって話し合うことに。
出口先生は、自らが面接した非行少年家庭の子育てについて語り始める。
事例には、普通の家庭でも言ってしまいそうな、「危ない一言」にあふれていた……。

PROLOGUE 法務省で出会った1万人の犯罪者に学んだこと
序章 「よかれと思って」は親の自己満足
第1章 「みんなと仲良く」が個性を破壊する
ワタルのケース
「嘘をついてはいけない」の嘘
心理的距離のとり方
子どもが友達付き合いに悩んだら
家庭でも起こる「刑務所化」
協調性のある子と自己主張できる子
短所をひっくり返せば長所になる
ダメ出し&フォローが個性を引き出す
興味を伸ばすセンセーション・シーキング
第2章 「早くしなさい」が先を読む力を破壊する
ユカのケース
「早くしなさい」はなぜダメなのか
逆算して考える習慣づけ
能力はあっても何をしていいかわからない人たち
将来を考えさせる前に困難を想定して対応力を身につける
自分で決めるのがなぜ難しいのか
バリエーションに富んだ先を読むためには
第3章 「頑張りなさい」が意欲を破壊する
ナオトのケース
「頑張って」の言葉で意欲を持たせることはできない
「努力してもムダ」――学習性無力感とは
やる気がなさそうに「見せているだけ」のことも
目標は小刻みに
頑張れないことを叱る前に頑張れない原因探しを
ご褒美は逆効果?
意欲を高めるには意欲そのものを褒めよう
子どもの心を回復させるレジリエンス
レジリエンスの育て方
第4章 「何度言ったらわかるの」が自己肯定感を破壊する
ヒトミのケース
心に届く褒め方のベースにあるのは観察観察のポイント
「うちの子なんて」と言ってしまったら
「何度言ったら」の背景にある思い込み
第5章 「勉強しなさい」が信頼関係を破壊する
コウジのケース
ブーメラン効果のメカニズム
勉強以外の話題を持つ
「拡大自殺」に向かう心理
思っても実際にやらなければいい
犯罪や非行を防ぐ「リスクとコスト」
最大のコストは家族
「負けたら終わり」ではない
第6章 「気をつけて!」が共感性を破壊する
マイのケース
「反省しなさい」は逆効果
自分の気持ちに向き合う「ロールレタリング」
「気をつけて!」がダメな理由
親が先に教えるべきこと
そもそも共感とは
EPILOGUE 子どもを伸ばす親の愛情

定価:1,540円(本体1,400円+10%税)

書籍情報

  • 発売日:2024年8月9日(金)
  • ISBN:978-4-8156-2685-3
  • サイズ:46判
  • ページ数:200
  • 付録:-

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著者紹介

著者・出口保行

犯罪心理学者。1985年に東京学芸大学大学院教育学研究科発達心理学講座を修了し同年国家公務員心理職として法務省に入省。全国の少年鑑別所、刑務所、拘置所で心理分析した犯罪者・非行少年は1万人を超える。2007年に法務省を退官し、東京未来大学こども心理学部教授に着任。2013年からは学部長、2024年からは副学長を務める。現在、フジテレビ「全力!脱力タイムズ」にレギュラー出演するなど、メディア出演・講演多数。

漫画・尾添椿

漫画家。1993年、東京都中野区出身。両親から心理的虐待を幼少期から受け続け、成人後に分籍・住民票の閲覧制限を両親に対して実行した体験を漫画にしてSNSに投稿、大きな反響があったことをきっかけにエッセイ漫画を描き始める。『生きるために毒親から逃げました。』『こんな家族なら、いらない。』(以上、イースト・プレス)、『そんな親、捨てていいよ。』『それって、愛情ですか?』(以上、KADOKAWA)など続々と執筆中。

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