SBクリエイティブ

観察力を高める

佐渡島庸平:著者

アイデア発想、伝え方、問題解決、商品企画…
あらゆるビジネスシーンで応用がきく、すべてのスキルの元となる「観察力」。
「観察力」が身につけば、高い解像度で物事を見ることができ、アウトプットの質が劇的に上がる。
事実、「宇宙兄弟」「ドラゴン桜」「マチネの終わりに」…メガヒットはすべて「観察」から始まっていた。
数多くのトップクリエイターに伴走し、新人漫画家を育成してきた著者が、分かりやすく「観察力」の高め方を説く。物事の解像度を上げるための、仮説と問いの観察サイクルの回し方が学べる一冊!

第1章 観察力とは何か? 観察をめぐる旅への誘い
・「観察力」こそがドミノの一枚目
・観察を阻むものから考える
・自分という牢獄

第2章「仮説」を起点に観察サイクルを回せ
5つの具体的アクション

・「問い→ 仮説→ 観察」のサイクルを回す
1 まずは愚直なディスクリプション
2 外部の「評価」を参照軸にする
3 記憶は信用せず、データに当たる
4 徹底的に真似る 型に気づく
5 自分だけのモノサシを育む

第3章 観察は、いかに歪むか (認知バイアス)
・人は自分がみたいものだけみている
・信念を補完し、思い込みを利用する──確証バイアス
・悲観を準備する力に変える──ネガティビティバイアス
・みんなの意見に流されていないか──同調バイアス
・レッテルを貼らず〝今〟の相手を見る──ハロー効果
・成功者の話を真に受けすぎない──生存者バイアス
・問題の原因を人の能力に求めない──根本的な帰属の誤り
・現代の魔女狩りとは何か──後知恵バイアス・正常性バイアス
・現実を見る準備はできているか

第4章 見えないものまで観察する (感情類型と関係性)
・人・社会・時代を見通すために
・感情とは取り扱いの難しいセンサー
・感情を「情動」と「混合感情」に分ける
・個性は存在しない。他者との「関係性」に目を向けよ

第5章 あいまいのすすめ (正解を手放し 判断を保留する)
・観察とは本能に抗う行為
・絶対の反対とは何か
・多様性とはあいまいな世界
・「すること」と「いること」
・あいまいの4象限
・観察とは愛である

定価:1,925円(本体1,750円+10%税)

書籍情報

  • 発売日:2024年12月20日(金)
  • ISBN:978-4-8156-2778-2
  • サイズ:46判
  • ページ数:256
  • 付録:-

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著者紹介

著者・佐渡島庸平

株式会社コルク代表取締役社長。編集者。 1979年生まれ。中学時代を南アフリカ共和国で過ごし、灘高校に進学。2002年に東京大学文学部を卒業後、講談社に入社し、「モーニング」編集部で井上雄彦『バガボンド』、安野モヨコ『さくらん』のサブ担当を務める。03年に三田紀房『ドラゴン桜』を立ち上げ。小山宙哉『宇宙兄弟』もTVアニメ、映画実写化を実現する。伊坂幸太郎『モダンタイムス』、平野啓一郎『空白を満たしなさい』など小説も担当。12年10月、講談社を退社し、クリエイターのエージェント会社・コルクを創業。インターネット時代のエンターテイメントのあり方を模索し続けている。コルクスタジオで、新人マンガ家たちと縦スクロールで、全世界で読まれるマンガの制作に挑戦中。

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