観察力を高める
アイデア発想、伝え方、問題解決、商品企画…
あらゆるビジネスシーンで応用がきく、すべてのスキルの元となる「観察力」。
「観察力」が身につけば、高い解像度で物事を見ることができ、アウトプットの質が劇的に上がる。
事実、「宇宙兄弟」「ドラゴン桜」「マチネの終わりに」…メガヒットはすべて「観察」から始まっていた。
数多くのトップクリエイターに伴走し、新人漫画家を育成してきた著者が、分かりやすく「観察力」の高め方を説く。物事の解像度を上げるための、仮説と問いの観察サイクルの回し方が学べる一冊!
第1章 観察力とは何か? 観察をめぐる旅への誘い
・「観察力」こそがドミノの一枚目
・観察を阻むものから考える
・自分という牢獄
第2章「仮説」を起点に観察サイクルを回せ
5つの具体的アクション
・「問い→ 仮説→ 観察」のサイクルを回す
1 まずは愚直なディスクリプション
2 外部の「評価」を参照軸にする
3 記憶は信用せず、データに当たる
4 徹底的に真似る 型に気づく
5 自分だけのモノサシを育む
第3章 観察は、いかに歪むか (認知バイアス)
・人は自分がみたいものだけみている
・信念を補完し、思い込みを利用する──確証バイアス
・悲観を準備する力に変える──ネガティビティバイアス
・みんなの意見に流されていないか──同調バイアス
・レッテルを貼らず〝今〟の相手を見る──ハロー効果
・成功者の話を真に受けすぎない──生存者バイアス
・問題の原因を人の能力に求めない──根本的な帰属の誤り
・現代の魔女狩りとは何か──後知恵バイアス・正常性バイアス
・現実を見る準備はできているか
第4章 見えないものまで観察する (感情類型と関係性)
・人・社会・時代を見通すために
・感情とは取り扱いの難しいセンサー
・感情を「情動」と「混合感情」に分ける
・個性は存在しない。他者との「関係性」に目を向けよ
第5章 あいまいのすすめ (正解を手放し 判断を保留する)
・観察とは本能に抗う行為
・絶対の反対とは何か
・多様性とはあいまいな世界
・「すること」と「いること」
・あいまいの4象限
・観察とは愛である