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書くことはなぜ難しいのか

森山卓郎:著者

書けなくて今日も悩むあなたに贈る、
伝わる文章を書くための言語学。
メール、企画書、レポート、SNS、趣味の創作…。私たちの日常は、想像以上に「書く」という行為に満ちている。ところが、書く経験をこれまで重ねてきたにもかかわらず、多くの人が「書くことは得意です」と胸を張って言うことができないのはなぜだろう。書くことはなぜ難しいのか――書くことが苦手だった日本語学者が、各種調査データや言語学の理論を用いて、私たちが「書けない」原因を徹底分析する。

【目次】
はじめに

第Ⅰ部 理論編
第一章 書くことは難しい
1 書くことは本当に難しいのか?
2 国語力低下の衝撃

第二章 書くことはなぜ難しいのか
1 言葉は「線」である
2 「書くこと」と「話すこと」の違い
3 読む人がいるという問題――協調の原則と関連性理論
4 言葉への習熟に向けて

第三章 書くための文体論
1 「文体」とは何か
2 書き言葉はこうして生まれた
3 「だ・である」か、「です・ます」か
4 ジャンルとしての文体

第Ⅱ部 基礎編
第四章 「文字・表記」が難しい
1 「文字・表記」はなぜ難しいのか
2 漢字と表記の使い分け
3 仮名遣いに注意する
4 区切り記号を活用する
5 「文字・表記」の難しさに対応するために

第五章 「語彙」が難しい
1 「語彙」はなぜ難しいのか
2 語は現実を映し出す
3 社会的存在としての「語」
4 「語が使える」とはどういうことか――理解語彙と使用語彙
5 文章の解像度を上げるには
6 「語彙」の難しさに対応するために

第六章 「文」が難しい
1 「文」はなぜ難しいのか
2 無意識の文法を意識化してみる
3 文を整える
4 悪文を書かない
5 「文」の難しさに対応するために

第七章 「文章」が難しい
1 「文章」はなぜ難しいのか
2 描写のポイントと認知
3 なぜ平板な文章になってしまうのか
4 段落を整える
5 複数の文をどう接続するか
6 「文章」の難しさに対応するために

第Ⅲ部 実践編
第八章 手紙文・メール文が難しい
1 手紙文・メール文はなぜ難しいのか
2 手紙の形式を押さえておく
3 「丁寧な表現」のストラテジー――ポライトネス理論の応用
4 対人関係をいかに調整するか
5 いかに相手を傷つけずに断るか
6 手紙文・メール文の難しさに対応するために

第九章 ビジネス文が難しい
1 ビジネス文はなぜ難しいのか
2 ビジネス文の考え方
3 やさしい日本語を使う
4 ビジネス文の難しさに対応するために

第十章 論文・レポートが難しい
1 論文・レポートはなぜ難しいのか
2 「おもしろい」とはどういうことか
3 説得力のある議論のために
4 論文・レポートの難しさに対応するために

第十一章 創作的文章が難しい
1 創造的に表現することはなぜ難しいのか
2 エッセイ
3 物語
4 詩的表現
5 創造的文章で使える修辞法

おわりに
参考文献
書くためのブックガイド

定価:1,155円(本体1,050円+10%税)

書籍情報

  • 発売日:2025年12月7日(日)
  • ISBN:978-4-8156-3195-6
  • サイズ:新書
  • ページ数:320
  • 付録:-
  • 1 書くことは本当に難しいのか?
    2 国語力低下の衝撃

  • 1 言葉は「線」である
    2 「書くこと」と「話すこと」の違い
    3 読む人がいるという問題──協調の原則と関連性理論
    4 言葉への習熟に向けて

  • 1 「文体」とは何か
    2 書き言葉はこうして生まれた
    3 「だ・である」か、「です・ます」か
    4 ジャンルとしての文体

  • 1 「文字・表記」はなぜ難しいのか
    2 漢字と表記の使い分け
    3 仮名遣いに注意する
    4 区切り符号を活用する
    5 「文字・表記」の難しさに対応するために

  • 1 「語彙」はなぜ難しいのか
    2 語は現実を映し出す
    3 社会的存在としての「語」
    4 「語が使える」とはどういう状態か──理解語彙と使用語彙
    5 文章の解像度を上げるには6 「語彙」の難しさに対応するために

  • 1 「文」はなぜ難しいのか
    2 無意識の文法を意識化してみる
    3 文を整える
    4 悪文を書かない
    5 「文」の難しさに対応するために

  • 1 「文章」はなぜ難しいのか
    2 描写のポイントと認知
    3 なぜ平板な文章になってしまうのか
    4 段落を整える
    5 複数の文をどう接続するか
    6 「文章」の難しさに対応するために

  • 1 手紙文・メール文はなぜ難しいのか
    2 手紙の形式を押さえておく
    3 「丁寧な表現」のストラテジー──ポライトネス理論の応用
    4 対人関係をいかに調整するか
    5 いかに相手を傷つけずに断るか
    6 手紙の難しさに対応するために

  • 1 ビジネス文はなぜ難しいのか
    2 ビジネス文の考え方
    3 やさしい日本語を使う
    4 ビジネス文の難しさに対応するために

  • 1 論文・レポートはなぜ難しいのか
    2 「おもしろい」とはどういうことか
    3 説得力のある議論のために
    4 論文・レポートの難しさに対応するために

  • 1 創造的に表現することはなぜ難しいのか
    2 エッセイ
    3 物語
    4 詩的表現
    5 創造的文章で使える修辞法

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著者紹介

著者・森山卓郎

1960年、京都府生まれ。早稲田大学文学学術院教授、京都教育大学名誉教授。大阪大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。大阪大学文学部助手・講師、京都教育大学教育学部教授等を経て、2012年より現職。学術博士。専門は日本語学。著書に『日本語動詞述語文の研究』(明治書院)、『ここからはじまる日本語文法』(ひつじ書房)、『コミュニケーションの日本語』『日本語の〈書き〉方』(以上、岩波ジュニア新書)、『表現を味わうための日本語文法』(岩波現代文庫)、編著に『国語からはじめる外国語活動』(慶応義塾大学出版会)、『国語教育の新常識』(明治図書)、『明解日本語学辞典』(三省堂)、『あいまい・ぼんやり語辞典』(東京堂出版)などがある。

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