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「他人」の壁

養老 孟司・名越 康文:著者

●「話せばわかる」は、やはり大ウソ!
「自分」と「自分以外の存在」を正しく認識できれば世間や物事の見方は180度変わりだす!

なぜ、相手は自分をなかなか理解してくれないと思ってしまうのか?
なぜ、いつもあの人には話が通じないと思ってしまうのか?
なぜ、悩みや不安はいつまでたっても消えないのか?
なぜ、都合の悪いことは無意識でシャットアウトしてしまうのか?
なぜ、「本当の自分」があると思い込んでしまうのか……

「自分」にとらわれることで他人や環境を正しく理解できず、かえって自分の認識をも妨げ、物事の本質の理解から遠のいているのが根底にあるのである。
いわば理解の「壁」が存在し邪魔しているのである。

かつて『バカの壁』(400万部)で一世を風靡した脳科学者の養老孟司氏と、心理学の専門家でありタレントとしても注目されている名越康文氏が、人生、脳、仕事、世間、老若男女、死、宗教、AI、脱グローバリズムなどのテーマから「自分」を超え、相手や周囲に「気づく」ことで物事の本質を極め読者の方が思考の新たな次元が見えてくるようになるユニークな対談本。

■目次:
序章 「他人」をわかりたがる現代人
第1章 「わかる」の前に立ちはだかる他人の壁
第2章 誤解を無理に解く必要はない
第3章 「意識化」と「脳化」がもたらした弊害
第4章 無理解の壁に向き合える「場」の力
第5章 世界を席巻するグローバリズムの「壁」
第6章 判断を鈍らせているのは自分自身
終章 「違和感」を持つことで主体的に生きる

定価:880円(本体800円+10%税)

書籍情報

  • 発売日:2017年7月6日(木)
  • ISBN:978-4-7973-9057-5
  • サイズ:新書/1色
  • ページ数:216
  • 付録:-

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著者紹介

養老孟司(ようろう・たけし)
1937年、鎌倉市生まれ。東京大学医学部卒業後、解剖学教室に入る。1995年、東京大学医学部教授を退官し、同大学名誉教授に。1989年、『からだの見方』でサントリー学芸賞を受賞。
1985年以来一般書を執筆し始め、『形を読む』『解剖学教室へようこそ』『日本人の身体観』などで人体をわかりやすく解説し、『唯脳論』『人間科学』『バカの壁』『養老訓』といった多数の著作では、「身体の喪失」から来る社会の変化について思索を続けている。

名越康文(なこし・やすふみ)
1960年、奈良県生まれ。精神科医。相愛大学、京都精華大学客員教授。専門は思春期精神医学、精神療法。
近畿大学医学部卒業後、大阪府立中宮病院(現:大阪府立精神医療センター)にて、精神科救急病棟の設立、責任者を経て、1999年に同病院を退職。
引き続き臨床に携わる一方で、テレビ・ラジオでコメンテーター、映画評論、漫画分析など様々な分野で活躍中。

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