
数独は世界的に人気のあるパズルです。簡単な問題からとても難しい間題まで、 バラエティーに富んだ難易度の間題を作れることも人気の一因でしょうか。
この本には中級レベルの問題ばかりが載っています。初めて数独に挑戦する方は、初級篇から始められることをおすすめします。ですが、いきなりこの本から始めても、ちょっとだけがんばれば解けます。そんな方のために、少し詳しく中級テクニックを解説しまし ょう。
中級問題105問を掲載。
この1冊を解き終わったら、上級編があなたを待っています。ぜひお楽しみください。
数独のルール

① あいているマスに、 1から9までの数字 のどれかを入れます。
② タテ列(9列あります)、ヨコ列(9列あ ります) 、太線で囲まれた3X3のブロッ
ク (それぞれ9マスあるブロックが9つあ ります)のどれにも1から9までの数字が 1つずつ入ります。
タテに9列、 ヨコに9列、 3X3のブロックが9つありますが、 どれにも数字をダブらないように1つずつ入れていけばいいのです。
ヤマカンで入れてはいけません。 すべてのマスは理詰めで決まっていくのです。
それでは例題を解いてみましょう
STEP①

まずは初級の手筋で解けるところからいきます。まずは「1」から注目してみましょう。右下の3×3ブロックにはまだ「1」が入っていないので、空いている6マスのどこかに「1」が入ります。上のタテ列、左のヨコ列を確認すると、このブロックで「1」を入れられるマスは「あ」しかありません。
同様に考えて、現時点で埋められる全てのマスを埋めていきます。
STEP②

ここからが中級の手筋となります。
右中段のブロックで「8」が入るマスは「A」か「B」のどちらかです。ということは上から5番目の列の他のマスには「8」は入れられません。真ん中のブロックで、「5」の右2マスに「8」が入らないことがわかったので、「8」が入るのは「C」しかありません。
STEP③

「2」に注目しましょう。「H」のあるブロックでは「2」は「H」を含めた右側3マスのどれかに入ります。よって、下中央段では「D」にしか「2」は入らないことになります。
STEP④

次は右から3列目のタテ列をご覧ください。空いているマスは「A」「E」の二つのだけ。入れなければならない数字は「7」「8」になります。「E」のヨコ列に「8」が入っているので、「E」には8は入りません。したがって「8」は「A」に入ります。残った「7」が「E」に入ります。
STEP⑤

今度はヨコ列を見ていきます。上から3番目のヨコ列では空きが「F」「G」「H」の3マス。残っている数字は「2」「7」「8」となります。左から1列目にはすでに「8」が入っているので、「G」に「8」は入りません。右から4列目には先ほど「8」が入りましたので、「H」にも「8」は入りません。したがってこの列で「8」が入るのは「F」となります。
また、上左ブロックにはすでに「7」が入っているので、左端のマスは「2」となります。
残った「H」マスに「7」が入ります。
後は同じような考え方で一つ一つ丁寧に埋めていきましょう。
解答

いかがでしょう?
解答通りになりましたでしょうか?
ここで解説した解き筋以外にも考え方はいくつかあります。基本的な考え方は同じでも、ちょっと違うカタチになっていることもあります。見落とさないよう注意力が必要となってきます