
世界的に人気のある数独ですが、その奥はとても深いのです。この本ではとても難しい問題まで載せてあります。初心者の方は、まずは初級篇から挑戦することをおすすめします。
この1冊すべての問題が解けたあなたは、もう堂々と数独上級者を名乗ってください。
では、存分にお楽しみください。
ルール

① あいているマスに、1から9までの数字 のどれかを入れます。
② タテ列(9列あります)、ヨコ列(9列あ ります) 、 太線で囲まれた3X3のブロッ
ク (それぞれ9マスあるブロックが9つあ ります)のどれにも1から9までの数字が 1つずつ入ります。
同じ列、同じブロックに同じ数字を入れないようにすればいいわけです。
では例題にまいりましょう。 この例題は難しいですよ!
STEP①

グレーの数字は、初級の手筋で入る数字ですので、解き方は省略します。
まず、上中央の3×3ブロックの「4」の入る位置を考えてみましょう。
真ん中の列には下に「4」があるため、「6」の左右どちらかのマスに「4」が入ることになります。ということは、上から2段目のヨコ列では、この2段以外には「4」は入らないことになります。
ここで、上左ブロックを見てみましょう。
上から2段目のヨコ列には「4」は入らず、既に入っている「4」ともダブらずに入れられるのは○のマスしかありません。ここが「4」となります。
STEP②

次に「A」のマスに入る数字を考えてみます。タテ列、ヨコ列、3×3ブロックの中に、すでに入っている数字とダブらない数字は「5」しかありません。「A」には「5」が入ります。
このようなマスは見つけづらいですが、行き詰った時には地道に探すことが大切になります。
STEP③

右下のブロックで2が入るマスは★印の2マスのどちらかです。同じく「5」の入るマスも★印の2マスのどちらかです。こういった場合、★印のマスに「2」か「5」以外の数字が入るとどちらかが入らなくなってしまいます。つまり★印のマスは「2」か「5」が入るマスとして予約済みとなります。こんなマスを見つけたら小さく「2・5」と書き込んでおくとよいでしょう。
STEP④

★印が「2・5」で予約済みとなったので、右下で「7」が入るマスは「4」の下の2マスのどちらかです。そうすると右中段ブロックで「7」が入るマスは「B」しかありません。「B」が入ると自動的に左中段ブロックの「C」にも「7」が入ります。
下から3列目のヨコ列を見ます。「C」と、左からタテ5列目、6列目、9列目には「7」があり、★印も「2・5」で予約済みのためヨコ列で「7」が入るのは「D」だけのとなります。
STEP⑤

「D」に「7」が入ると、左から3番目のタテ列に「2」「8」があるので、左下のブロックで「2」「8」が入るのは■印の2マスとなります。■マスは「2」「8」の予約マスとなります。そうすると、このブロックの残り2マスには「1」「3」が入りますが、「F」の右方向に「3」があるので、「E」が「3」、「F」が「1」となります。
同様の考え方でじっくり埋めていけば最後まで解けるはずです。
解答

いかがでしょう?
解答通りになりましたでしょうか?
この本の問題はすべて理詰めで解けますが、難しい問題では、突破口が1点しかないことも多いのです。焦らず地道に探してください。