さよなら僕の龍 [下]
舞台は日本の龍神伝説が息づく山村。村で唯一「龍人の力の影響を受けない」特異体質を持った・カイは、ある日、半龍のハルと出会う。二人は、カイに同化してしまった「宝珠」の外し方を聞くため、村を出た龍人様・白夜を追って夜の山を旅していく。
カイとハル、旅の女性「彩子」が現れたことで、二人の関係は、友情と恋との間をたゆたうような、奇妙な関係になっていく。 そこへ白夜が現れ、二人に出した条件とは!?
少年と龍が織りなす夏の叙情詩、下巻。優しい気持ちになりたいあなたへ贈ります。
「さよなら僕の龍」の前身にあたる、読み切り「ひるどら」も収録。読み応えたっぷりの1冊です。