
ふぁみまっ!8
「お兄ちゃんと一緒に暮らし始めてもう少しで一年ですね」
そう言えばそうだった……。
両親から荷物が届いたと思ったら大きな人形で。それが人形かと思ったらサブリナで――。
「あれから一年、か。なんだかずっと一緒だったような気がするよ」
「スィ。私も同じです」
サブリナは想う。ずっと逢いたかったお兄ちゃん。自分を受け入れてくれたお兄ちゃん。大好きなお兄ちゃん……。この日々がずっとずっと続けばいいのに――と。
しかし、イタリアからやってきた人物の思惑でその日々に終止符が!?
和己とサブリナ兄妹の運命やいかに――の第8巻!