「逆さ地図」で読み解く世界情勢の本質
そうだったのか! 逆日本地図を眺めれば、日本が対峙する大国の思惑が手にとるようにわかる
●世界のホンネがわかる「逆地図的視点」のススメ!
地図はついつい自国を中心に見てしまいがちである。
しかし、地図の向きを柔軟に変えて世界を眺める癖をつけることで、
実は世界の本当の姿がより見えやすくなるのである。
この本では、地図の東西南北の向きを柔軟に変え、
焦点となる場所が目立ち、本質が理解しやすい向きから、
現代起きている問題や過去から引きずっている問題を
地政学を援用しながら俯瞰していく。
たとえば、中国を中心に、
南北を逆さにした地図を見ることで、
中国が日本列島や島々に取り囲まれていることがわかり、
何とか出口を探そうとする戦略が理解でき、
尖閣諸島の問題などの本質がつかみやすくなる。
ほかにもロシア、中東、イスラム国、アメリカなどをめぐる
最近の情勢や各国の戦略などの本質をつかむことで、
今後の日本が歩むべき方向性がわかるだろう。
■目次:
序章 本当の世界を知るには地図を逆さにして見る
1章 逆さ地図でわかる新たな東西冷戦の始まり
2章 海を塞ぐ日本列島は中国経済発展の障害か
3章 アラブの春から始まった新しい対立軸
4章 歴史を通じて深くつながる日本のとアジア
5章 アメリカのアジア回帰戦略と日本の再起動