異世界に行ってもまったく動揺することなく人々を導いていく!

「手を貸すのはいいが、我々が本気を出したらこの世界の文明を軽く五百年は進めてしまう」
「それでも本気を出していいのだね?」
現代文明の力で公衆浴場もたやすく設置! これも異文化交流だ!?

そこには……植物の葉を何層にも重ねた水着を着用した少女達がいた。
御子神司(みこがみつかさ)

高校生にして総理大臣を務める天才政治家。極端に悪化した日本の福祉と治安、そして経済を日本を僅か2年で立て直した天才。
大星林檎(おおほしりんご)

高校生にして数世紀先を行く頭脳を持つ発明家。現在の世界を支える科学技術の全てを一人で生み出した天才。
一条葵(いちじょうあおい)

高校生にして凄まじい戦闘力を誇る剣豪。その強さは一人で完全武装の城塞を陥落させられるほど。
神崎桂音(かんざきけいね)

高校生にして世界最高の医者。彼女の医術に治せない病はなく、彼女にとって寿命という概念は限りなく希薄。
猿飛忍(さるとびしのぶ)

高校生にして世界最高の高校生ジャーナリスト。猿飛佐助を先祖に持つ忍者の末裔で、その諜報力に察知できぬ情報はない。
真田勝人(さなだまさと)

高校生にして財界の魔王(エコノミックエンペラー)と呼ばれる実業家。地球上に流れる財の約三割に彼の息がかかっていると言われる。
プリンス暁(あかつき)

高校生にして一夜で100億円を稼ぐマジシャン。同業者ですらそのタネを見破ることは出来ない。

「ん……」
リルルは横たわる司の唇に、自らの唇を重ね、咀嚼した山羊のスネ肉を流し込んだ。
「これなら、食べられますよ……ね?

「林檎君、我々の持つ携帯端末をこの世界でもつかえるように改造してもらいたい。――可能かね?」
「……できる、よ。ノートパソコン、無事だったし、材料も、飛行機の残骸からとってくれば……、なんとか」

「ルーも……金貨さん、ほしいよ。じぶんのちからで生きたいよ。もうふりまわされるだけはやなの。だから、…………ルーにもお金さんのかせぎかた、おしえて!」

「全術式終了。二、三日もすれば目を覚ましますわ。ついでにステージ1の胃がんも治療しておきましたから、向こう二十年は生きられますよ」