株式市場をATMにする職人ワザ

マンガと解説であますことなく、とことんお伝えしています。それも従来の「ゴールデンクロスが出たら上昇」「陰線で天井」式の手法ではありません。ましてや決算書の読み方やファンダメンタルズなど、本書では一切解説していません。私が35年間の株式投資歴で磨き、試行錯誤を繰り返し、築き上げた独特の技術、いうなれば「相場式投資術」だけを伝授しています。
ザラ場を気にするなんて無意味

仕事中にもかかわらず、何度もスマホ画面でザラ場の動きを確かめ、売買の注文を出す。負けている人ほど身に覚えがあるはずですね。場中の上下が一時的な動きか、継続的なものなのかを見極めて、「流れ」を読んだトレードをするのです。
午後2時半からの「終値」投資術

おすすめの売買時間は午後2時30分~3時です。この時間帯には終値に近づいて、ローソク足が完成しつつあります。スマホで株価をチェックして、チャートを見て売買を判断するのに30秒、オーダーに30秒、1分もあれば取引できます。
ファンダメンタルズは考えない

企業における代表的なファンダメンタルズが株価収益率(PER)、株価純資産倍率(PBR)、自己資本利益率(ROE)です。チャート上の値動きを見れば、今後の株価の上げ下げが予測できるからです。
新聞記事は後講釈

株価は買い手と売り手の損得勘定や欲望といった「煩悩」で動いているのです。業績云々のニュースや情報で上下しているのではありません。新聞やアナリストレポートを読んで、銘柄を選んで負けてしまう人が実は多いのです。
ワザさえ身につければ誰でも稼げる

「チャートを見て、読む」、これが練習です。大切なのは「量をこなす」、数多く見ること。私は最近では「JPX日経インデックス」に選ばれた銘柄をよく見ます。単純計算で「400銘柄×30年」ということは「1万2000年分」に当たります。銘柄の動きに一定の法則性が見えてきます。
チャートの基本はローソク足

見るべきはローソク足チャートです。陽線は始値より終値が高い株価で終わったこと、陰線は反対に始値より終値のほうが安く終わってしまったことを表します。ローソク足の動きを読んで、売買を仕掛けていくのが、相場流トレードの基本です。