平成の次の時代を生きる皆さんに伝えたいと。

「バブル崩壊」「失われた20年」「二流国への転落」…。平成の次の時代を、我々はどう生きていくべきなのか。今の日本が抱えている課題と、この先の未来に向けての解決策を、その分野のプロフェッショナルの方の力も借りながら、考えてみました。
・AI・高齢化時代の「仕事」を考える
・孤立化した子育てから脱却するために
・本当に、日本の財源は足りないのか
・人生100年時代の「スポーツ」の役割とは?
みなさんは、「平成」と聞いて、何を思い浮かべるでしょうか。
「バブル崩壊」「失われた20年」「二流国への転落」……。
決してポジティブとはいえないイメージを抱いている方も少なくないでしょう。
その認識は、本当に正しいのでしょうか。
たしかに、平成の間に失われたものや、反省すべき点はたくさんあります。
しかし、そこに囚われるあまり、現在の日本が抱えている問題の本質や、
その解決の糸口が意外なところに潜んでいることに、多くの人は気付いていないのではないでしょうか。
たとえば最近、「ベーシックインカム」についての議論をよく目にします。
「そんな財源はない」「あくまでも理想論であって、夢物語だ」といった反論をする人もいます。
しかし実は、現在の日本の一部の地域では、「ベーシックインカム」と同様の状況が、既に生まれているのです。
平成の次の時代を、我々はどう生きていくべきなのか。
今の日本が抱えている課題と、この先の未来に向けての解決策を、
その分野のプロフェッショナルの方の力も借りながら、考えてみました。
(「はじめに」より一部抜粋)