ご意見・ご感想
「ユーリには特技がある」
ローファスさんが胸を張った。嫌な予感がする。いや、嫌な予感しかしない。
「特技？ 特別な能力か？」
「料理だ！！」
「キリカ、あれ食べたいのよ！ 唐揚げ！」
「あ、俺も！ 唐揚げ食いたい！」
「ふふ、美味しいですからね。ユーリさんの作る唐揚げ」
「お、おお、そうだな。うん、力仕事を任せられて嫌だというようじゃ男じゃない」
ローファスさんは我に返ってカカオ豆を砕き始める。
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