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日本を軍国ファシズムへとみちびいた昭和維新は、歴史を歪めた長州人によるテロリズム至上主義から始まっている。幕末の志士と昭和の青年将校の共通点とは。なぜ無謀な戦争をはじめ、一貫性のない戦略を策定し、愚かな戦術を繰り返したのか。それは天皇原理主義者による天皇の政治利用と、政官財の癒着の構図にある。その真相を明らかにするとともに、現代までつながる日本の問題点を浮き彫りにする。
序章 自国の歴史を教えない国
第1章 「昭和維新」とは何か
◎英雄となった5.15事件の将校たち
◎逆賊となった2.26事件の将校たち
◎軍国日本を推進した文部省とメディア
◎吉田松陰と北一輝
第2章 暴走する関東軍
◎大陸侵略への道を拓いた日露戦争
◎第一次世界大戦とシベリア出兵
◎ドロ沼の始まりと満州事変
◎支那事変とノモンハン事件
◎対米英戦争前夜
第 3 章 神性天皇の時代
◎教育勅語と軍人勅諭
◎「元勲」~勤皇志士のなれの果て
◎政商から財閥へ
◎食い違う戦術~山本五十六と大本営
◎大元帥に祭り上げられた昭和天皇
第 4 章 生き続ける「長州型」政治
◎官民癒着のルーツ;長州汚職閥
◎「二度と過ちは繰り返しません」
◎繰り返す疑獄事件
◎異常な「平和憲法」というタブー
◎「日米地位協定」を守り続けるアメリカの属国
終章 外交と戦争~幕府官僚の対米交渉が教えるもの~

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